Actualités japonaises: 沖縄戦の遺骨のＤＮＡ鑑定新たな身元特定なし

沖縄おきなわ戦せんの遺骨いこつのＤＮＡでぃ-えぬえい鑑定かんてい新あらたな身元みもと特定とくていなし

Dec 26, 2018 17:12

Furigana

今いまも沖縄おきなわ県けんに多おおく残のこる戦没せんぼつ者しゃの遺骨いこつの特定とくていにつなげるため、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、去年きょねんから住民じゅうみんの犠牲ぎせい者しゃの遺族いぞくも含ふくめてＤＮＡでぃ-えぬえい鑑定かんていを行おこないましたが、新あらたに身元みもとを特定とくていできたケースはありませんでした。

沖縄おきなわ県けんでは18万まん7000人にん余あまりの戦没せんぼつ者しゃの遺骨いこつが見みつかっていますが、ほとんどは身元みもとが特定とくていされていません。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうはこれまで、死亡しぼうした場所ばしょが比較的ひかくてき特定とくていしやすい旧きゅう日本にっぽん軍ぐんの関係かんけい者しゃの遺族いぞくを対象たいしょうにＤＮＡでぃ-えぬえいを照合しょうごうする鑑定かんていを進すすめてきましたが、去年きょねん７月しちがつからは地域ちいきを拡大かくだいするとともに、住民じゅうみんの犠牲ぎせい者しゃの遺族いぞくからも申請しんせいを受け付うけつけて鑑定かんていを実施じっししてきました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、去年きょねん７月しちがつからことし９月くがつまでに申請しんせいした戦没せんぼつ者しゃ286人にんの遺族いぞくについてＤＮＡでぃ-えぬえい鑑定かんていを行おこないましたが、新あらたに身元みもとを特定とくていできた遺骨いこつはなかったということです。

見みつかった遺骨いこつの多おおくは保存ほぞん状態じょうたいが悪わるく、鑑定かんていに必要ひつようなＤＮＡでぃ-えぬえいを抽出ちゅうしゅつできた遺骨いこつが少すくなかったことなどが主おもな理由りゆうだということです。

沖縄おきなわ県けんで見みつかった遺骨いこつのうち、ＤＮＡでぃ-えぬえい鑑定かんていで身元みもとが特定とくていできたのはこれまで５ご人にんにとどまっていて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは今後こんご、遺骨いこつの鑑定かんていをどのように進すすめていくか来年らいねん３月さんがつ末まつまでに検討けんとうすることにしています。