東京・
上野動物園のメスのジャイアントパンダ「シャンシャン」は、
親離れのため
今月から
終日、
母親と
離れて
生活していて、
現在も
落ち着いた
様子を
見せています。
動物園では、
年末年始にかけても
引き続き
母親と
離れて
生活させ、
問題がなければ
このまま
独り立ちさせたいとしています。
上野動物園によりますと、シャンシャンは26
日の
身体検査で
体重が39.5
キロと、ことし
1年でおよそ25キロ
増え、
食事も
竹やささ、
それにリンゴを
主に
食べるなど
順調に
成長しています。
動物園ではシャンシャンが1歳半となり親離れの時期を迎えたことから、先月から母親のシンシンと離れて単独で生活するための準備を進めていて、今月10日からは終日、母親と離れて生活しています。
今月18日には来園者との距離が近い屋外の運動場に初めて午前中からシャンシャンを出したところ、落ち着かない行動が見られたため、終日、一般公開を中止しましたが、その後、シャンシャンが落ち着きを取り戻し、健康にも問題がなかったことから、翌日には一般公開が再開されています。
動物園によりますと、現在は来園者との距離が近い運動場でも落ち着いた様子で竹やささを食べたり寝転んだりして、元気に過ごしているということです。
このため動物園では、年末年始にかけても引き続きシャンシャンを母親と離れて生活させて、生活面や健康面などに問題がなければこのまま独り立ちさせたいとしています。
上野動物園は「ことし1年、シャンシャンは順調に成長してきたので、来年もこのまますくすくと育ってほしいです。皆さんには来年も温かく見守ってもらいたいです」と話しています。