特別背任などの
罪で
追起訴された
日産自動車のカルロス・ゴーン
前会長が、ルノーの
経営トップを
辞任する
意向を
示していることが、
関係者への
取材でわかりました。
日産自動車の
前会長、カルロス・ゴーン
被告(64)は、
私的な
損失の
信用保証に
協力したサウジアラビア
人の
実業家の
会社に12
億8000
万円余りを
不正に
支出させた
などとして
今月11
日、
特別背任などの
罪で
東京地検特捜部に
追起訴されました。
関係者によりますと、ゴーン前会長は当面の間、フランスに帰国できない見通しになったことを受けて、ルノーの会長とCEO=最高経営責任者を辞任する意向を示しているということです。
ルノーの筆頭株主であるフランス政府は、長期的に安定した経営体制を築くことが優先だとしてトップの交代を求め、ルノーは新しい経営体制を決める取締役会を24日に開くことを明らかにしています。
ゴーン前会長は、去年11月の最初の逮捕から66日間身柄を拘束されていて、弁護士が行った2回目の保釈の請求が22日に退けられたことから、勾留はさらに長期化する見通しになっています。
ゴーン前会長がルノーの経営トップを辞任する意向を示していることについて、日産の広報部は「コメントできる立場にない」としています。