日本新聞: 米アップル減収ｉＰｈｏｎｅの販売落ち込む

米べいアップル減収げんしゅうｉＰｈｏｎｅの販売はんばい落ち込おちこむ

Jan 30, 2019 06:01

Furigana

アメリカの大手おおてＩあいＴてぃ-企業きぎょう、アップルは去年きょねん10月つきから12月つきまでの３さんか月かげつ間かんの決算けっさんを発表はっぴょうし、主力しゅりょくのｉＰｈｏｎｅの販売はんばいがとりわけ中国ちゅうごくで落ち込おちこんだことから売り上うりあげも最終さいしゅう的てきな利益りえきも前まえの年としの同おなじ時期じきに比くらべて減へりました。アップルが29日にちに発表はっぴょうした去年きょねん10月つきから12月つきまでの３さんか月かげつ間かんの決算けっさんによりますと、売り上うりあげは843億おくドル、日本にっぽん円えんにして９きゅう兆ちょう1000億おく円えん余あまりとなり、前まえの年としの同おなじ時期じきに比くらべて５ご％の減少げんしょうとなりました。

これは主力しゅりょくのｉＰｈｏｎｅの販売はんばいが前まえの年としの同おなじ時期じきと比くらべて15％の大幅おおはばな落ち込おちこみとなったことが主おもな要因よういんで、９きゅう四半期しはんきぶりに前まえの年としの実績じっせきを下回したまわりました。

地域ちいき別べつの売り上うりあげでは中国ちゅうごくで27％減へったほか、日本にっぽんでも5％減少げんしょうしたということです。また、最終さいしゅう的てきな利益りえきは199億おくドル、日本にっぽん円えんにして２に兆ちょう1000億おく円えん余あまりで、前まえの年としに比くらべて0.5％減へりました。

アップルは今回こんかいの決算けっさんから「指標しひょうとしての重要じゅうよう性せいが薄うすれた」として、ｉＰｈｏｎｅなどの製品せいひん別べつの販売はんばい台数だいすうの公表こうひょうを取とりやめましたが、中国ちゅうごくのファーウェイなど割安わりやすなスマートフォンが台頭たいとうするなか、販売はんばい台数だいすうの落ち込おちこみが原因げんいんではないと指摘してきされています。

アップルは、売り上うりあげの６ろく０ぜろ％以上いじょうを占しめるｉＰｈｏｎｅの販売はんばいが伸び悩のびなやむなか、▼アプリを販売はんばいする「アップストア」や▼音楽おんがく配信はいしん、▼モバイル決済けっさいなどのサービス事業じぎょうに力ちからを入いれています。インターネットを使つかった動画どうが配信はいしんサービスにことし参入さんにゅうするとみられており、クックＣＥＯは電話でんわによる会見かいけんで「オリジナル作品さくひんの制作せいさくに向むけて人気にんき女優じょゆうのオプラ・ウィンフリーさんらと契約けいやくしたほか、多おおくのすばらしい人材じんざいをそろえている」と述のべました。アップルはこうしたサービス事業じぎょうについて２に０ぜろ２に０ぜろ年ねんまでに２に０ぜろ１いち６ろく年ねん時点じてんの２に倍ばいにあたる５ご０ぜろ０ぜろ億おくドル程度ていど、日本にっぽん円えんにしておよそ５ご兆ちょう４よん０ぜろ０ぜろ０ぜろ億おく円えんまで伸のばすという目標もくひょうを打ち出うちだしています。今回こんかいの決算けっさんでサービス事業じぎょうは前まえの年としの同おなじ時期じきに比くらべて１いち９きゅう％伸のびており、アップルは「着実ちゃくじつに目標もくひょうの達成たっせいに向むかっている」として、サービス事業じぎょうを強化きょうかしていく姿勢しせいを強調きょうちょうしました。