デング熱はアジアなどの一年中暑い国に多い病気で、ウイルスを持った蚊に刺されてうつります。
東京都にある代々木公園では、ことしの夏、デング熱のウイルスを持った蚊が見つかりました。このため、東京都は9月4日から公園のほとんどの場所に人が入ることができないようにしていました。
しかし、涼しくなって、蚊が活動する季節が終わったことなどの理由で、東京都はウイルスを持った蚊は死んだと考えました。そして、10月31日から公園に入ることができるようにしました。
午前9時に東京都の職員が公園の入り口を開けると、近くに住んでいる人やランニングに来た人たちが公園の中に入っていきました。
犬の散歩に来た71歳の男性は「こんなに広くて緑も多い公園はあまりないので、やっと開いてうれしいです。これからの季節は紅葉を楽しみたいです」と話していました。