ESA=ヨーロッパ宇宙機関は2004年、すい星(=ほうきのような形の尾がある星)を調べる探査機「ロゼッタ」を打ち上げました。
ロゼッタは10年で66億km飛んで、「チュリュモフ・ゲラシメンコすい星」の近くまで行きました。このすい星は、最も大きい所の直径が約4kmあります。
ロゼッタは12日、このすい星を調べるための「フィラエ」という小さい探査機をすい星に降ろしました。フィラエは、約20kmをゆっくりと降りて、約7時間ですい星に着きました。探査機がすい星に降りたのは世界で初めてです。
このすい星には、太陽系ができた46億年前の物質が残っていると考えられています。この物質を調べたら、太陽系や、地球の水と生き物がどうやってできたかがわかるかもしれません。