北から冷たい空気が日本に入ってきたため、とても寒くなっています。北海道の札幌市では13日の夕方から雪がたくさん降り始めました。
札幌市では約90年前から、雪がたくさん降ると、路面電車(=道にある線路を走る電車)の線路を「ササラ電車」が走ります。札幌市の人たちはササラ電車が走り始めると、冬が来たと思います。電車の前と後ろには、長さが約30cmの細い竹を集めて作った「ササラ」というブラシが付いています。電車はササラを回しながら走って、線路の雪を掃いていきます。
13日の午後9時、線路の雪が10cmぐらいになったため、去年より15日早く初めてのササラ電車が出発しました。ササラ電車は強い力で雪を掃きながら、町の中をゆっくり進んでいきました。