ことしの4月、韓国の客船が沈む事故がありました。高校生など295人が亡くなって、9人が今も行方不明になっています。この事故で亡くなった高校2年生のイ・チャンヒョンさんの父親と母親が、日本に来ました。
2人は3日、日本航空の「安全啓発センター」に行きました。ここでは、1985年に520人が亡くなった飛行機事故の様子を展示しています。2人はこの事故から学ぼうと、センターに行きました。
2人は大きく壊れた飛行機の翼や、事故で亡くなった人たちが持っていた物を見ました。日本航空の人は、もう決して事故を起こさないために、このセンターで社員を教育していると説明しました。
母親のチェ・スンファさんは「事故で壊れた飛行機を残して、事故を忘れないように展示していることに驚きました。社員への教育を続けることは大切だと思います」と話していました。