去年6
月、
京都市上京区に
ある「
立本寺」で、
お堂に
安置されていた
高さおよそ50
センチの
仏像「
月天子(がってんじ)」が
盗まれ、
今月、インターネットのオークションサイトに
よく似た
仏像が
出品されました。
出品したのは大分県にある古物商で、寺や警察からの問い合わせを受けて、今月6日、仏像を寺に返し、盗まれた仏像だと確認されたということです。
古物商は、先月、京都市で開かれた骨とう業者向けのオークションで仏像を落札したとしていて、NHKの取材に対し「盗まれた品とは知らずに仕入れました。驚いて急いで対応しました」と話していました。
警察は盗まれた仏像がオークションに出品されたいきさつなどを詳しく調べています。
立本寺の三木大雲 貫主名代は「1年近くかけて仏像に再会することができ、毎日拝むことができる日常にほっとしています。情報を寄せてくれた多くの人にも感謝したい」と話していました。