Japanese News: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（5月15日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（5月つき15日にちの動うごき）

May 15, 2022 11:05

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなどウクライナ情勢じょうせいをめぐる15日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

“少すくなくとも子こども227人にん死亡しぼう” ウクライナ検察けんさつ当局とうきょく

ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうで死傷ししょうした子こどもの数かずについて、ウクライナの検察けんさつ当局とうきょくは、14日にちの時点じてんで少すくなくとも227人にんが死亡しぼうし、420人にんがけがをしたと発表はっぴょうしました。

死亡しぼう、またはけがをした子こどもが最もっとも多おおいのは東部とうぶドネツク州しゅうで139人にん、次ついで首都しゅとがあるキーウ州しゅうで116人にん、東部とうぶハルキウ州しゅうで99人にん、北部ほくぶチェルニヒウ州しゅうで68人にんなどとなっています。

また、爆撃ばくげきや砲撃ほうげきによる被害ひがいを受うけた学校がっこうなどの教育きょういく施設しせつは1748か所かしょに上のぼり、このうち144か所かしょは完全かんぜんに破壊はかいされたということです。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「ドンバスの状況じょうきょう依然いぜんとして厳きびしい」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは14日にち、SNS上じょうで動画どうがを公開こうかいし「ドンバスの状況じょうきょうは依然いぜんとして厳きびしい。ロシア軍ぐんは全面ぜんめん的てきな侵攻しんこうから80日にちがたつ中なか、少すくなくともいくつかの勝利しょうりを示しめそうとしている」と述のべ、東部とうぶ2州しゅうでの戦況せんきょうは依然いぜん、厳きびしいという見方みかたを示しめしました。

そのうえで「ウクライナの防衛ぼうえいを続つづけている者ものたちは、わが国わがくにの土地とちや海うみから占領せんりょう者しゃを立ち去たちさらせるため、ハルキウ州しゅうで起おきているのと同おなじことを着実ちゃくじつにもたらすだろう」と述のべ、一部いちぶの集落しゅうらくをロシア軍ぐんから奪還だっかんしたとする東部とうぶハルキウ州しゅうを引き合ひきあいに出だし、今後こんごも反撃はんげきを続つづける考かんがえを示しめしました。

親しんロシア派はが“編入へんにゅう要請ようせい”のヘルソン住民じゅうみんは反発はんぱつ

ロシアが掌握しょうあくしたと主張しゅちょうするウクライナ南部なんぶのヘルソンでは、親しんロシア派は勢力せいりょくがロシアにヘルソン州しゅうを編入へんにゅうするよう要請ようせいするとして、住民じゅうみん投票とうひょうを経へずに編入へんにゅうを進すすめるための法的ほうてきな枠組わくぐみを年内ねんないに整ととのえる考かんがえを明あきらかにしています。

こうした中なか、ヘルソンにとどまっている50代だいの住民じゅうみんの男性だんせいが14日にち、NHKの取材しゅざいに応おうじ、ロシアへの編入へんにゅうに向むけた動うごきについて「私わたしたちは今いまの親しんロシア派はの政治せいじ家かや侵略しんりゃくした人ひとたちを認みとめていない。親しんロシア派はの政治せいじ家かには会あっていないし見みたこともない」と話はなしました。

そのうえで、「編入へんにゅうは認みとめない。ひどい国くにには絶対ぜったいに編入へんにゅうされないし、ロシアに対にたいして友好ゆうこう的てきになりたくもない。われわれは降伏ごうぶくしないし、ロシア側がわに行いくことはない」と憤いきどおりをあらわにしました。

そして、「ヘルソンでは住民じゅうみん投票とうひょうを行おこなう予定よていだったが、抗議こうぎデモに人ひとが集あつまりできなかった。ロシアの戦勝せんしょう記念きねん日びの5月つき9日にちにはパレードが行おこなわれたがヘルソンの住民じゅうみんは行いかなかった」と話はなし、ロシアによる支配しはいを既成きせい事実じじつ化かする動うごきに強つよく反発はんぱつしました。

また、「ロシア軍ぐんは食料しょくりょう品ひんを奪うばい、住民じゅうみんが抵抗ていこうすると殴なぐったり、殺害さつがいしたりしている。検問けんもん所しょではスマートフォンを調しらべていてウクライナ側がわを支持しじしているような内容ないようがあればスマートフォンを取り上とりあげるか、持ち主もちぬしを逮捕たいほしている。そのため、ヘルソン市内しないを歩あるくのはとても怖こわい」と話はなし、ロシア軍ぐんによる住民じゅうみんへの締しめつけが一層いっそう強つよまっていると訴うったえました。