佐々木投手は、4月に史上最年少で完全試合を達成するなど、ここまで5勝をあげ、奪三振数は100で12球団トップをマークしていますが、前回登板では、巨人を相手に5回を自己ワーストの5失点で、今シーズン初黒星を喫しました。
佐々木投手は11日、中7日でDeNA戦に先発し、1回はわずか5球で打者3人を打ち取りましたが、2回、先頭の4番 牧秀悟選手に、浮いたカーブを捉えられ、先制の16号ソロホームランを打たれました。
佐々木投手はこれまではストレートとフォークボールを軸に抑える投球スタイルでしたが、11日はスライダーやカーブが、投球のおよそ3分の1をしめるなど、緩急をいかしたピッチングで、8回を投げ1失点。
打たれたヒットは3本、三振5つを奪う好投を見せましたが、打線の援護に恵まれず勝ち負けはつきませんでした。
試合は同点の延長11回、東條大樹投手が、DeNAの代打・大和選手に勝ち越しのタイムリーツーベースを打たれ、1対2で敗れました。
佐々木投手は試合後、「ストレートをコースを間違えることなく、丁寧に投げて、はやいカウントで打ち取ることができた。スライダーが思ったよりも効果的で、相手への選択肢が増えたと思うので、今後もうまく使っていきたい。コンディションをしっかり整えて、リーグ戦再開後も引き続き頑張ります」と話していました。
また、ロッテの井口資仁監督は「変化球をまぜながら、うまくカウントをとるよい投球ができていた」と評価したうえで、佐々木投手の疲労を考慮し、次の登板までの間隔をあけるため、12日にも1軍の出場登録を抹消する考えを示しました。