일본어 뉴스: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（14日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなどウクライナ情勢じょうせいをめぐる14日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ロシア軍ぐんが破壊はかいしたセベロドネツクの橋はし衛星えいせい画像がぞうを公開こうかい

人工じんこう衛星えいせいを運用うんようするアメリカの企業きぎょう「マクサー・テクノロジーズ」は、ロシア軍ぐんが破壊はかいしたウクライナ東部とうぶルハンシク州しゅう、セベロドネツクの橋はしの衛星えいせい画像がぞうを公開こうかいしました。

このうち、セベロドネツクの西部せいぶで今月こんげつ11日にちに撮影さつえいされた画像がぞうには、森林しんりん地帯ちたいを流ながれる川かわに架かけられた橋はしが河川敷かせんしきを通とおる部分ぶぶんで広ひろい範囲はんいにわたり破壊はかいされている様子ようすが映うつされています。

親しんロシア派は武装ぶそう勢力せいりょくの幹部かんぶ「ウクライナ軍ぐんの部隊ぶたいは降伏ごうぶくか死しだ」

ウクライナ東部とうぶでロシア軍ぐんと連携れんけいする親しんロシア派はの武装ぶそう勢力せいりょくの幹部かんぶが13日にち、東部とうぶドネツク州しゅうでメディアの取材しゅざいに応おうじました。

この幹部かんぶは、激はげしい攻防こうぼうが続つづく東部とうぶルハンシク州しゅうのセベロドネツクについて、「きのう隣接りんせつするリシチャンシクとつながっていた最後さいごの橋はしが爆破ばくはされ、通とおれなくなっている」と述のべました。

そのうえで「ウクライナ軍ぐんの部隊ぶたいは永遠えいえんにセベロドネツクにとどまることになる。彼かれらに残のこされているのは2つの選択肢せんたくしで、仲間なかまの例れいにならって降伏ごうぶくするか、死しぬかだ」と述のべ、降伏ごうぶく以外いがいに生いきる道みちはないと迫せまりました。

AP通信つうしんによりますと、セベロドネツクには1万まん人にん以上いじょうの人ひとが、いまだ残のこっているということです。

国際こくさい的てきな人権じんけん団体だんたい「ロシア軍ぐんはクラスター爆弾ばくだんを7回かい使用しよう」

国際こくさい的てきな人権じんけん団体だんたいの「アムネスティ・インターナショナル」は、ウクライナ東部とうぶの第だい2の都市としハルキウで、ロシア軍ぐんが7回かいクラスター爆弾ばくだんを使用しようし、多おおくの民間みんかん人じんが殺害さつがいされたとする独自どくじの調査ちょうさ結果けっかをまとめ、13日にち、報告ほうこく書しょを公表こうひょうしました。

クラスター爆弾ばくだんは、1つの爆弾ばくだんから多数たすうの小型こがた爆弾ばくだんが飛び散とびちり、民間みんかん人じんにも無む差別さべつに被害ひがいを与あたえることなどから、残虐ざんぎゃくな兵器へいきとして使用しようを禁止きんしする国際こくさい条約じょうやくがあります。

そのクラスター爆弾ばくだんがウクライナで使用しようされたという指摘してきを受うけて「アムネスティ・インターナショナル」は現地げんちにスタッフを派遣はけんし、攻撃こうげきから生き残いきのこった人ひとを含ふくむ合あわせて160人にんから証言しょうげんを集あつめたり、爆弾ばくだんの破片はへんを分析ぶんせきしたりして独自どくじに調査ちょうさを行おこないました。

その結果けっか、クラスター爆弾ばくだんに特徴とくちょう的てきな破片はへんや部品ぶひんが見みつかったなどとして、ハルキウでは4月つき末まつまでのおよそ2か月かげつ間かんにロシア軍ぐんがクラスター爆弾ばくだんを7回かい使用しようしたと結論けつろんづけました。

このうち、4月つき15日にちに行おこなわれたクラスター爆弾ばくだんによる攻撃こうげきでは少すくなくとも9人にんが死亡しぼうし、報告ほうこく書しょには4歳さいの娘むすめと夫おっとを残のこして命いのちを落おとした女性じょせいのケースも紹介しょうかいされています。

「アムネスティ・インターナショナル」は「ハルキウへの無む差別さべつ攻撃こうげきは戦争せんそう犯罪はんざいにあたる。独立どくりつした調査ちょうさと公正こうせいな裁判さいばんによって関かかわった人ひとに責任せきにんをとらせるべきだ」と訴うったえています。

「核兵器かくへいき使用しようのリスク高たかまっている」スウェーデンの研究けんきゅう機関きかん

世界せかいの軍事ぐんじ情勢じょうせいを分析ぶんせきするスウェーデンの研究けんきゅう機関きかんは、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうが続つづく中なか、核兵器かくへいきが使つかわれるリスクが冷戦れいせん以降いこうで最もっとも高たかまっていると指摘してきするとともに、減少げんしょう傾向けいこうが続つづいてきた世界せかいの核かく弾頭だんとうの総数そうすうが今後こんご10年間ねんかんで増加ぞうかに転てんじる可能かのう性せいがあるという見方みかたを示しめしました。

スウェーデンのストックホルム国際こくさい平和へいわ研究所けんきゅうじょが13日にちに発表はっぴょうした年次ねんじ報告ほうこく書しょによりますと、各国かっこくが保有ほゆうする核かく弾頭だんとうの総数そうすうは、ことし1月つき時点じてんで1万まん2705発はつと推計すいけいされ、去年きょねんから375発はつ減少げんしょうしました。

研究所けんきゅうじょはウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこうするロシアが核兵器かくへいきの使用しようの可能かのう性せいに言及げんきゅうしていることに触ふれ、「核兵器かくへいきが使つかわれるリスクが冷戦れいせん以降いこうで最もっとも高たかまっている」と指摘してきしています。

WTOに参加さんかのロシア次官じかん「経済けいざい制裁せいさいは自由じゆう貿易ぼうえきを否定ひてい」と批判ひはん

WTOの閣僚かくりょう会議かいぎに、ロシア代表だいひょうとして参加さんかしているウラジーミル・イリイチェフ経済けいざい発展はってん省しょう次官じかんは13日にち、NHKの取材しゅざいに応おうじ、ロシアに対にたいする欧米おうべい側がわの経済けいざい制裁せいさいについて、自由じゆう貿易ぼうえきの原則げんそくを完全かんぜんに否定ひていしており、世界せかい経済けいざい全体ぜんたいを不安定ふあんていにしていると強つよく批判ひはんしました。

今回こんかいのWTOの一連いちれんの会議かいぎでは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが、世界せかいの貿易ぼうえきとウクライナの農作物のうさくもつの輸出ゆしゅつに与あたえる影響えいきょうに強つよい懸念けねんが示しめされました。

これについてイリイチェフ次官じかんは、「現在げんざいの食料しょくりょうやエネルギーをめぐる危機ききのほとんどすべてはロシアとは関係かんけいがない」と述のべたうえで、「軍事ぐんじ衝突しょうとつの結果けっかを議論ぎろんするのはWTOの責任せきにんの範はんちゅうではなく、それでWTOの議論ぎろんが台だいなしにされるべきではない」と強調きょうちょうしました。

さらに、ロシアの軍事ぐんじ行動こうどうがウクライナからの食料しょくりょう輸出ゆしゅつを妨さまたげているとする指摘してきを真っ向まっこうから否定ひていし、ウクライナはポーランドなどヨーロッパの国々くにぐにを通過つうかさせることも、ベラルーシを経由けいゆして輸出ゆしゅつすることもできるはずだと主張しゅちょうしました。

そのうえで「ロシアに対にたいする欧米おうべい側がわの経済けいざい制裁せいさいは、世界せかい経済けいざい全体ぜんたいを不安定ふあんていにしており、自由じゆう貿易ぼうえきの原則げんそくを完全かんぜんに否定ひていするものだ」と述のべ、ロシアの孤立こりつ化かを進すすめる動うごきを改あらためてけん制けんせいしました。

米べい国防こくぼう長官ちょうかん関係かんけい国こくとウクライナ支援しえんで協議きょうぎの考かんがえ示しめす

アメリカのオースティン国防こくぼう長官ちょうかんは、ロシアによる侵攻しんこうが続つづくウクライナへの軍事ぐんじ支援しえんをめぐり今週こんしゅう、ベルギーの首都しゅとブリュッセルで開ひらく関係かんけい国こくを集あつめた会合かいごうで支援しえんの強化きょうかに向むけて対応たいおうを協議きょうぎする考かんがえを示しめしました。

アメリカのオースティン国防こくぼう長官ちょうかんは13日にち、訪問ほうもん先さきのタイの首都しゅとバンコクで記者きしゃ団だんの取材しゅざいに応おうじ、ロシアによる侵攻しんこうが続つづくウクライナへの軍事ぐんじ支援しえんについて、「アメリカはウクライナの成功せいこうのためにあらゆるものを供与きょうよする考かんがえがある。彼かれらの領土りょうどを守まもるために必要ひつようなものを確実かくじつに供与きょうよすることに重点じゅうてんを置おいている」と述のべました。

そのうえでオースティン長官ちょうかんは、ブリュッセルで15日にちにウクライナを支援しえんする関係かんけい国こくを集あつめた会合かいごうを開ひらき、ウクライナのレズニコフ国防こくぼう相しょうなどから直接ちょくせつ、話はなしを聞きくとしたうえで、「彼かれらが優先ゆうせんして必要ひつようだとするものを満みたすため、われわれの努力どりょくを強化きょうかするよう努つとめる」と述のべて、支援しえんの強化きょうかに向むけて対応たいおうを協議きょうぎする考かんがえを示しめしました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「兵器へいきの供与きょうよ加速かそくを」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、アメリカ・ニューヨークで開ひらかれているユダヤ人じんの団体だんたいの会合かいごうに12日にち、ビデオメッセージを寄よせ、「殺害さつがいされた子こどもの数かずは一気いっきに24人にん増ふえ、287人にんになった」と明あきらかにする一方いっぽう、「ロシア軍ぐんはわれわれの国くにの一部いちぶを占領せんりょうしており、そこで何なにが起おきているのか確かくたる情報じょうほうがない」と述のべ、懸念けねんを示しめしました。

さらに「大量たいりょう殺人さつじん、拷問ごうもん、焼やかれた町まち、そしてロシア軍ぐんが占領せんりょうした地域ちいきに設置せっちした、ナチスの強制きょうせい収容しゅうよう所しょのような住民じゅうみんを選別せんべつする施設しせつが、なぜ現実げんじつのものとなっているのか？」と嘆なげいたうえで、「ロシアにはまだ、戦争せんそうを続つづけようとする力ちからや、国際こくさい社会しゃかいの対応たいおうを無視むしする力ちからがある」と述のべ、危機きき感かんをあらわにしました。

そしてゼレンスキー大統領だいとうりょうは「ウクライナへの兵器へいきの供与きょうよを加速かそくさせるため力ちからを貸かしてほしい。攻撃こうげきには強力きょうりょくな兵器へいきが必要ひつようだ。それがなければ戦争せんそうは長引ながびき、犠牲ぎせい者しゃが増ふえてしまう。皆みなさんからすでに多大ただいな支援しえんをいただいているが、さらに影響えいきょう力りょくを行使こうしできるはずだ」と訴うったえました。

セベロドネツク中心ちゅうしん部ぶにつながる橋はしにロシア軍ぐんが砲撃ほうげき

ウクライナ東部とうぶルハンシク州しゅうのセベロドネツクでは、ロシア軍ぐんが、街まちの中心ちゅうしん部ぶにつながる3つの橋はしのうち2つを破壊はかいし、残のこる最後さいごの橋はしにも砲撃ほうげきを加くわえました。ルハンシク州しゅうのハイダイ知事ちじは13日にち、「すべての橋はしが破壊はかいされた。セベロドネツクに残のこされた市民しみんは、極きわめて困難こんなんな状況じょうきょうで生き延いきのびている」とSNSに投稿とうこうし、街まちの中心ちゅうしん部ぶにつながるすべての橋はしを失うしない、市民しみんの避難ひなんに深刻しんこくな影響えいきょうが出でていることを明あきらかにしました。

セベロドネツク「化学かがく工場こうじょうに市民しみんおよそ500人にん」州しゅう知事ちじ

ルハンシク州しゅうのセベロドネツクのハイダイ知事ちじは、セベロドネツクを防衛ぼうえいするウクライナ軍ぐんが拠点きょてんの一ひとつとしている「アゾト化学かがく工場こうじょう」について「およそ500人にんの市民しみんが残のこり、そのうち40人にんは子こどもだ。化学かがく工場こうじょうの地下ちかの避難ひなん所しょは、マリウポリのアゾフスターリ製鉄せいてつ所しょほど堅固けんごではない」として、市民しみんが追い詰おいつめられつつあることに強つよい危機きき感かんを示しめしました。