일본어 뉴스: 参議院選挙に向け与野党9党憲法改正めぐり議論 NHK日曜討論

参議院さんぎいん選挙せんきょに向むけ与野党よやとう9党とう憲法けんぽう改正かいせいめぐり議論ぎろん NHK日曜にちよう討論とうろん

Jun 26, 2022 11:06

Furigana

7月つき10日にちに投票とうひょうが行おこなわれる参議院さんぎいん選挙せんきょに向むけて、NHKの「日曜にちよう討論とうろん」では、与野党よやとう9党とうの幹部かんぶが、争点そうてんの1つとなっている憲法けんぽう改正かいせいについて意見いけんを交かわしました。

自民党じみんとうの茂木もぎ幹事かんじ長ちょうは「自民党じみんとうは4項目こうもくの条文じょうぶんイメージを示しめして、国民こくみんへの説明せつめいも全国ぜんこく各地かくちで行おこなっている。時代じだいの転換てんかん点てんにあって、緊急きんきゅう事態じたい条項じょうこうをはじめ、新あたらしい時代じだいにふさわしい憲法けんぽうのあり方ありかたを、国民こくみんに選択肢せんたくしとして示しめすのは国くにの役割やくわりだ。この選挙せんきょ後ご、できるだけ早はやいタイミングで憲法けんぽう改正かいせい原案げんあんの国会こっかいでの可決かけつ、発議ほつぎを目指めざしたい。主要しゅよう政党せいとう間かんでスケジュール感かんを共有きょうゆうし、早期そうきに憲法けんぽう改正かいせいを実現じつげんしたい」と述のべました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの西村にしむら幹事かんじ長ちょうは「国家こっか権力けんりょくをより縛しばり、国民こくみん主権しゅけんの効力こうりょくをもっと強化きょうかしていくという方向ほうこうであれば、憲法けんぽう改正かいせいを議論ぎろんするのはやぶさかではないが、自民党じみんとうから提案ていあんされている改憲かいけん4項目こうもくはとても賛成さんせいはできない。憲法けんぽう改正かいせいよりも、先さきにやらなければならないことがある。あまりにも大おおきな格差かくさの是正ぜせいをやらずに、改憲かいけんを参議院さんぎいん選挙せんきょで問とうのは順番じゅんばんが違ちがう」と述のべました。

公明党こうめいとうの石井いしい幹事かんじ長ちょうは「与野党よやとうの対決たいけつというより、なるべく多おおくの政党せいとうに賛成さんせいしてもらうことが重要じゅうようだ。自衛隊じえいたいの明記めいきについては、大だい多数たすうの国民こくみんがすでに合憲ごうけんの存在そんざいと認みとめており、憲法けんぽうに書かかなければ活動かつどうができないことはない。党内とうないには文民ぶんみん統制とうせいを明記めいきすべきという議論ぎろんもあり、しっかり議論ぎろんしていきたい」と述のべました。

日本にっぽん維新いしんの会かいの藤田ふじた幹事かんじ長ちょうは「安全あんぜん保障ほしょうの現実げんじつ的てきな議論ぎろんを行おこなう時ときに、自衛隊じえいたいをどう扱あつかうかは、根本こんぽん的てきなスタート地点ちてんの話はなしだ。戦後せんご、自衛隊じえいたいの扱あつかいはものすごくあいまいで、憲法けんぽうを改正かいせいして自衛隊じえいたいを明記めいきしたら、無む制限せいげんに戦争せんそうできる国くにになるというのは極端きょくたんな議論ぎろんで、あり得えない。現実げんじつ的てきな議論ぎろんをすべきだ」と述のべました。

国民こくみん民主みんしゅ党とうの榛はしばみ葉は幹事かんじ長ちょうは「憲法けんぽう議論ぎろんは、『与党よとう対たい野党やとう』や『保守ほしゅ対たいリベラル』という発想はっそうではなく、国民こくみんと一緒いっしょにこの国くにの形かたちを考かんがえていくということが大事だいじだ。緊急きんきゅう事態じたいの対応たいおうなど、与野党よやとうが一致いっちできる問題もんだいからしっかりと議論ぎろんしていきたい」と述のべました。

共産きょうさん党とうの小池こいけ書記しょき局長きょくちょうは「憲法けんぽう9条じょうを変かえるかどうかは、この国くにの政治せいじの根本こんぽんにかかわる問題もんだいで、翼賛よくさん的てきな、一いち方向ほうこうに国会こっかいが進すすんでいくのは非常ひじょうに危険きけんだ。9条じょうを守まもろうというのが国民こくみんの多数たすうの意思いしであり、その実行じっこうに力ちからを尽つくしていきたい」と述のべました。

れいわ新選しんせん組ぐみの高井たかい幹事かんじ長ちょうは「憲法けんぽうを守まもらない人ひとたちが、憲法けんぽうを変かえる議論ぎろんをすること自体じたいが問題もんだいだ。自民党じみんとうの改憲かいけん4項目こうもくはいずれも法ほう整備せいびで十分じゅうぶん可能かのうであり、なかでも緊急きんきゅう事態じたい条項じょうこうは極きわめて危険きけんだ」と述のべました。