国連当局はロシアの侵攻開始以降、ウクライナで5000人以上の民間人が死亡したと発表しました。このうち約6割は激しい攻防が続く東部で死亡したということです。
国連人権高等弁務官事務所の発表によりますと、ウクライナではロシアの侵攻開始から今月11日までの間に子ども343人を含む5024人の民間人が死亡しました。
このうち約6割にあたる2951人が東部のドネツク州とルハンシク州で死亡したということです。
また、負傷者はウクライナ全体で6520人確認されています。
ただ、現地では激しい戦闘が続いていて、実際の死傷者数はこれらを上回るとしています。
そうしたなか、東部・ドネツク州のキリレンコ知事は14日、自身のSNSに「侵攻開始以降、砲撃や爆撃により609人の市民が死亡した」と投稿しました。