台湾が台湾海峡に設定した「中間線」について、中国政府は「存在しない」と強調しました。
中国政府で台湾を担当する国務院台湾事務所は13日の会見で「台湾は中国の不可分の領土であり海峡の『中間線』は存在しない」と主張しました。
「中間線」は台湾が台湾海峡に設定した境界線ですが、予期せぬ衝突などを避けるために中国側も長らく尊重してきました。
また、中国は11日に台湾海峡を定期的に巡視する大型の救助船「海巡06」を就航させました。
就航について台湾事務所の報道官は「海上航行の安全に重要な意味を持つ」と述べていて、今後、中間線を越える活動が増える可能性も指摘されています。