2月に
入り
私立大学の
入試が
本格化しています。
少子化の
中、
志願者を
増やし
学生を
確保していこうと、
1回の
試験で
多くの
学部を
受験できる「
全学部統一入試」
などと
呼ばれる
試験を
導入する
動きが
都市部の
大学を
中心に
進んでいます。
このうち明治大学では、
各大学の
試験日が
2月に
集中する
中、
受験する
機会や
選択できる学部を
増やし
学生の
確保につなげようと、2007
年から
全学部統一入試を
導入しています。
1回の入試で希望するすべての学部を受験でき、明治大学によりますと導入した直後、2万人近く受験者が増えて、その後も増加傾向にあり、現在は志願者の5人に1人が全学部統一試験を受けているということです。
このほか、日本大学や中央大学それに専修大学や駒沢大学など、都市部の私立大学で、同じような入試を導入するケースが目立ちます。
受験料は2学部目から割引されるケースがほとんどで、受験生にとっては志望大学に合格するチャンスを増やしたり、受験料を節約できたりするメリットがあります。
リクルート進学総研の小林浩所長は「大規模な私立大学を中心に定員超過率の抑制が進められているため、倍率も難易度も上がっている傾向がある。
18歳人口が減少する中、私立大学は生き残りをかけて受験生の確保に工夫を凝らしているのではないか」と分析しています。