新型コロナウイルスの
集団感染が
確認されたクルーズ
船で、
業務にあたっていた
厚生労働省と
内閣官房の
職員合わせて
2人の
感染が
新たに
確認されました。
感染が
確認されたのはクルーズ
船「ダイヤモンド・プリンセス」の
船内で
業務にあたっていた
厚生労働省の40
代の
男性職員と
内閣官房の30
代の
男性職員の
合わせて
2人です。
このうち厚生労働省の40代の男性職員は今月12日から船内で業務を行い、18日に発熱などの症状が出てウイルス検査を行った結果、20日、感染が確認されました。東京都内の医療機関に搬送されましたが、その際には発熱などはありませんでした。3日前に感染が明らかになった厚生労働省の職員とは別のチームで業務にあたっていたということです。
また内閣官房の30代の男性職員は今月11日から船内で業務にあたっていて、18日にせきなどの症状が出たあと37度台の発熱があったためウイルス検査を行った結果、20日、感染が確認されました。
職員は医療機関に搬送されて入院し治療を受けていますが、搬送時には発熱や呼吸器系の症状はありませんでした。
厚生労働省によりますと、2人とも横浜市内の民間の宿泊施設に滞在し、クルーズ船までの移動には公共交通機関は利用しておらず、いずれも「濃厚接触者はいない」と話しているということです。
厚生労働省は2人の発症前の行動を確認するなどして感染経路を調べています。
クルーズ船ではこれまで船内で業務にあたっていた検疫官と厚生労働省の職員の2人が感染していて、感染が確認された国の職員はこれで4人となりました。