新型コロナウイルスへの
感染の
報告が
国内で
相次いでいることを
受け、
感染症対策の
専門家が、
家族に
症状が
出た
場合に
気を
つけるポイントなど家庭でできる
具体的な
予防対策をまとめたハンドブックを
作り、
公開しました。ハンドブックは
感染症対策に
詳しい東北医科薬科大学の
賀来満夫特任教授などの
グループがまとめ、
大学のウェブサイトで
公開しました。
ハンドブックでは、これまでに分かっている新型コロナウイルスの症状や感染経路などの情報、それに手洗いや消毒など、家庭でできる対策について具体的に細かく書かれています。
家族に症状が出た場合の対応も詳しく書かれていて、看病する人を1人に限定し、手袋やマスクをつけるほか、こまめに手を洗い、看病する人も毎日2回は体温を測定し、症状が出ないか気をつけるとしています。
また、ウイルスを広げないよう、食事の際にも大皿から取り分けずに食器の共用を避け、食器は消毒液に5分以上浸したあとで洗うほか、衣類や布団などは80度のお湯に10分以上浸したあとで洗うとしています。
さらに1時間から2時間ごとに5分から10分程度、窓を開け、換気することが大事だとしています。
賀来特任教授は「自分や家族に症状が出るとどんな行動を取ればよいか戸惑う人も多いと思う。感染リスクを下げ、安心して生活ができるよう、ハンドブックを役立ててほしい」と話しています。