中東のパレスチナで、
日本人の
女性が
通りがかりのパレスチナ
人から「コロナ、コロナ」とからかわれる
嫌がらせを
受けたうえ、つかみかかられ、
現地の
警察は
このパレスチナ
人を
暴行の
疑いで
逮捕しました。パレスチナ
暫定自治区の
主要都市ラマラの
路上で
1日昼すぎ、
現地で
支援活動を
行うNGOの
日本人女性2人が、
通りがかりのパレスチナ
人2人から「コロナ、コロナ」としつこくからかわれました。
このため、やめてほしいとスマートフォンを取り出して相手側を撮影するふりをしたところ、1人が逆上してつかみかかり髪の毛などを引っ張られました。
この一部始終を撮影した監視カメラの映像がSNS上に拡散し、「こうした問題で人をばかにするなど、絶対にやってはいけない行為だ」などと日本人女性に同情を寄せる声が相次いで投稿されました。
パレスチナの当局は1日夜、日本人の女性につかみかかったパレスチナ人1人を暴行の疑いで逮捕し、「客人をもてなすパレスチナの伝統とモラルに反する行為だ」として、同様のからかい行為には厳しく対処する姿勢を示しました。
現地の日本大使館によりますと、新型コロナウイルスに関連して日本人がからかわれるなどの嫌がらせを受けたという被害の連絡は、これまでに10件余り寄せられているということで、大使館ではイスラエルとパレスチナ双方に適切に対応するよう申し入れる方針です。