早いところでは
来週末にもサクラの
便りが
届くかもしれません。
民間の
気象会社などが
発表した
最新のサクラの
開花予想によりますと、
この春のソメイヨシノの
開花は
横浜市で
今月13
日、
東京の
都心で
今月14
日などと
暖冬を
背景に
各地で
記録的な
早さとなり
そうです。
一方で
新型コロナウイルスの
感染拡大で
都内の
公園などでは、
お花見のイベントが
中止に
なるなどの
影響が
出ています。
民間の
気象会社、「ウェザーマップ」が
5日発表した
この春のソメイヨシノの
開花予想によりますと、
▽最も早いのが横浜市で来週金曜日の今月13日、
▽東京の都心が今月14日、
▽名古屋市と広島市、福岡市で今月17日、
▽高知市と金沢市で今月19日、
▽大阪市で今月20日、
▽仙台市で今月25日、
▽新潟市で今月26日、
▽札幌市で来月24日などと平年に比べて大幅に早くなっています。
このうち東京の都心や広島市、金沢市、仙台市などでは観測史上最も早い開花が予想されています。
また日本気象協会の予想では、
▽東京の都心と名古屋市で今月15日、
▽福岡市で今月16日、
▽大阪市と高知市で今月19日、
▽広島市で今月20日、
▽金沢市で今月24日、
▽新潟市で今月28日、
▽仙台市で今月27日、
▽札幌市で来月26日などと予想されています。
日本気象協会は「この冬は東日本と西日本の各地で記録的な暖冬となり、今月に入ってからも暖かい傾向が続き、花の芽の成長が促されると予想されることから、開花は全国的にかなり早まりそうだ」としています。
まつり中止の上野公園は
お花見シーズンが迫るなか、新型コロナウイルスの感染拡大で都内の公園などではお花見のイベントが中止になるなどの影響が出ています。
このうち桜の名所として知られ、毎年300万人以上の花見客が訪れる上野公園では、ことしもサクラが見頃を迎える今月20日から「うえの桜まつり」が開かれる予定でした。
しかし花見の宴会で新型コロナウイルスの感染が拡大するおそれがあるため、まつりは中止となり、桜並木の下の宴会用のスペースもことしは設けないということです。
また最も多くの花見客が見込まれる今月27日から29日までの3日間には、地元の飲食店などおよそ50店が出店を出す予定でしたが、こちらも取りやめになりました。
一方で歩きながらサクラを見に来る人たちが楽しめるよう、ちょうちんは例年通り取り付け、ゴミ置き場も設置するということです。
「うえの桜まつり」を主催する上野観光連盟の二木忠男会長は「苦渋の決断で、周辺の町の活気が失われないか心配だ。宴会はできないが、上野公園を散歩しながらサクラを楽しんでほしい」と話していました。
上野公園を訪れた40代の男性は「しかたないとは思いますが、お花見の宴会ができないのは寂しいです」と話していました。