日本新聞: ＩＯＣオリンピック予定どおり開催へ準備進める考えを確認

ＩＯＣあいお-し- オリンピック予定よていどおり開催かいさいへ準備じゅんび進すすめる考かんがえを確認かくにん

Mar 18, 2020 01:03

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの世界せかい的てきな感染かんせん拡大かくだいを受うけて東京とうきょうオリンピックへの影響えいきょうが広ひろがるなかＩＯＣあいお-し-＝国際こくさいオリンピック委員いいん会かいは臨時りんじの理事りじ会かいを開ひらき「大会たいかいまで４よんか月かげつあり、今いまは抜本ばっぽん的てきな決定けっていをすべき時ときではない」として予定よていどおりの開催かいさいに向むけ準備じゅんびを進すすめていく考かんがえを確認かくにんし各かく国際こくさい競技きょうぎ団体だんたいのトップとの会議かいぎでもこの方針ほうしんが了承りょうしょうされました。新型しんがたコロナウイルスはヨーロッパやアメリカでも感染かんせんが拡大かくだいし、世界せかい各地かくちで行おこなわれる予定よていだった東京とうきょうオリンピックの代表だいひょう選考せんこうに関かかわる大会たいかいが相次あいついで中止ちゅうしや延期えんきとなるなど影響えいきょうが広ひろがっています。

ＩＯＣあいお-し-は17日にちに電話でんわ会議かいぎの形式けいしきで臨時りんじの理事りじ会かいを開ひらき「大会たいかいまで４よんか月かげつあり、今いまは抜本ばっぽん的てきな決定けっていをすべき時ときではない」として、予定よていどおりの開催かいさいに向むけ準備じゅんびを進すすめていく考かんがえを確認かくにんしました。

そのうえでＩＯＣあいお-し-の優先ゆうせんすべき原則げんそくとして関係かんけい者しゃ全員ぜんいんの健康けんこうを守まもりウイルスの封じ込ふうじこめをサポートすること、アスリートとオリンピック競技きょうぎの利益りえきを保護ほごすることの２に点てんを確認かくにんしました。

また、日本にっぽん時間じかんの16日にち夜よるに行おこなわれたＧ７じ-せぶん＝主要しゅよう７ななか国かこくの首脳しゅのうによる緊急きんきゅうのテレビ会議かいぎで安倍あべ総理そうり大臣だいじんが「人類じんるいが新型しんがたコロナウイルスに打ち勝うちかつ証あかしとして、完全かんぜんな形かたちでの開催かいさいを目指めざしたい」と述のべたことをあげ、このことばに表あらわされるようなＧ７じ-せぶん首脳しゅのうの支持しじを歓迎かんげいするとしています。

ＩＯＣあいお-し-は続つづけて夏なつのオリンピックの国際こくさい競技きょうぎ団体だんたいのトップとの電話でんわ会議かいぎを行おこない、こうした方針ほうしんが了承りょうしょうされました。

ＩＯＣあいお-し-によりますと、現時点げんじてんでおよそ１いち万まん1000人にんとされる出場しゅつじょう選手せんしゅのうち43％が決きまっていないということで、こうした選手せんしゅの選考せんこう方法ほうほうについて確認かくにんしました。

それによりますと、選手せんしゅやチームが公平こうへいに集あつまることができる環境かんきょうであれば予選よせん大会たいかいを予定よていどおり行おこなう可能かのう性せいを残のこし、大会たいかいの中断ちゅうだんなどで出場しゅつじょう枠わくや選手せんしゅを決きめられない場合ばあいは現時点げんじてんでの世界せかいランキングや過去かこの大会たいかいの結果けっかなどを踏ふまえて判断はんだんするとしました。

そのうえで予選よせんの方法ほうほうに変更へんこうが生しょうじた場合ばあいは、来月らいげつ上旬じょうじゅんまでにすべての関係かんけい者しゃに周知しゅうちするとしています。

バッハ会長かいちょう「結束けっそくこそ共同きょうどう体たいの証あかし」

ＩＯＣあいお-し-のバッハ会長かいちょうは、「東京とうきょうオリンピックの準備じゅんびに関かかわるすべての人々ひとびとの健康けんこうと幸福こうふくが守まもられるかがわれわれのいちばんの懸念けねんだ。選手せんしゅやコーチ、チームの安全あんぜんと関心かんしんのため、できうるかぎりのあらゆる対策たいさくを行おこなっている。われわれはオリンピックの共同きょうどう体たいであり、よいときも悪わるいときも互たがいに助け合たすけあう。この結束けっそくこそがわれわれ共同きょうどう体たいの証あかしだ」などとコメントしています。