Báo tiếng Nhật: 麻原元死刑囚の長男に教祖意味する呼称アレフに使用禁止判決

麻原あさはら元もと死刑しけい囚しゅうの長男ちょうなんに教祖きょうそ意味いみする呼称こしょうアレフに使用しよう禁止きんし判決はんけつ

Mar 25, 2020 15:03 4

Furigana

オウム真理教おうむしんりきょうの元もと代表だいひょう麻原あさはら彰晃しょうこう、本名ほんみょう・松本まつもと智さとし津つ夫おっと元もと死刑しけい囚しゅうの長男ちょうなんが、現在げんざいのアレフに対にたいし、自分じぶんの名前なまえを使つかわないよう求もとめた裁判さいばんで、東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょは訴うったえを認みとめ、教祖きょうそを意味いみする呼称こしょうを付つけて長男ちょうなんの名前なまえを使つかうことを禁止きんしする判決はんけつを言い渡いいわたしました。松本まつもと智さとし津つ夫おっと元もと死刑しけい囚しゅうの27歳さいの長男ちょうなんは、平成へいせい12年ねんにオウム真理教おうむしんりきょうから名前なまえを変かえたアレフに入会にゅうかいしませんでしたが、アレフの平成へいせい26年ねんの行事ぎょうじで「麻原あさはら尊師そんしが定さだめた後継こうけい者しゃのお一いち人にん」だとして、子こを意味いみする「皇子おうじ（こうし）」や教祖きょうそを意味いみする「猊下げいか（げいか）」という呼称こしょうを付つけて紹介しょうかいされたとして、アレフに対にたいして、自分じぶんの名前なまえや写真しゃしんを使つかわないよう求もとめました。

アレフ側がわは裁判さいばんで「信者しんじゃらが将来しょうらい、長男ちょうなんに教団きょうだんに復帰ふっきしてもらいたいと願ねがっただけで、尊重そんちょうすべきだ」と主張しゅちょうしました。

25日にちの判決はんけつで、東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょの森田もりた浩美ひろみ裁判さいばん長ちょうは「長男ちょうなんがいまだにアレフと密接みっせつな関係かんけいにあるのではないかという疑念ぎねんを抱いだかれ、麻原あさはら元もと死刑しけい囚しゅうの長男ちょうなんであるための差別さべつを受うけることによって、現実げんじつに不ふ利益りえきを受うけかねない」と指摘してきしました。

そのうえで「麻原あさはら元もと死刑しけい囚しゅうが定さだめた宗教しゅうきょう上じょうの呼称こしょうや写真しゃしんを使つかうことは長男ちょうなんを教祖きょうそに位置いちづけることと密接みっせつに結び付むすびつき、明確めいかくな拒絶きょぜつの意思いしに反はんし、人格じんかく権けんを侵害しんがいする」として、アレフ側がわに対にたいし、呼称こしょうを付つけて長男ちょうなんの名前なまえを使つかうことや写真しゃしんを掲示けいじすることを禁止きんしし、100万まん円えんの慰謝いしゃ料りょうの支払しはらいを命めいじました。