東京 中央区に
ある国立がん
研究センター中央病院は
看護師2人が
新型コロナウイルスに
感染していたとして、
2人が
勤務する
病棟での
入院患者の
受け入れを
停止しました。
感染が
確認されたのは、
国立がん
研究センター中央病院に
勤務する20
代と30
代の
女性看護師です。
病院によりますと、2人は味覚や嗅覚を感じなくなって診察を受けましたが原因が分からず病院に申し出てウイルス検査を受けたところ27日になって新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。
2人は、乳がんの患者などが入院する病棟で勤務していて、発熱などの症状はなく、現在、自宅で療養しているということです。
国立がん研究センターで職員の感染が確認されたのは初めてで、病院は同じ病棟で働く看護師を自宅待機にするとともに入院患者や医師なども含めた150人についてウイルス検査を行うことにしています。
また、2人が勤務していた病棟では新たな入院患者の受け入れを停止しているということです。
国立がん研究センター中央病院の岩田敏感染症部長は「職員には勤務の前に健康状態を確認させていたが、味覚や嗅覚の異常まではチェックできていなかった。今後はこれらの症状も確認してより一層の対策に努めたい」と話しています。