低気圧と
寒気の
影響で
関東甲信の
広い範囲で
雪が
降り、
東京都内や
埼玉県など関東南部の
平野部でも
積もっているところがあります。
雪は
昼すぎにかけて
降り、
関東北部の
山沿いや
東京の
多摩地方を
中心に
大雪と
なる見込みで、
気象庁は
交通への
影響などに
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、
前線を
伴った
低気圧が
関東に
近づき、
上空には
この時期としては
強い寒気が
流れ込んでいます。
19日未明から関東北部や甲信の山沿いで雪が強まり、朝からは東京23区など関東南部の平野部でも雨が雪に変わり、ところによって積雪となっています。
気象庁は、午前10時前に東京の多摩全域に大雪警報を発表しました。
午前10時の積雪は
▽長野県軽井沢町で24センチ、
▽群馬県草津町で20センチ、
▽山梨県富士河口湖町で8センチ、
▽埼玉県秩父市で2センチ、
▽前橋市で1センチなどとなっています。
雪は昼すぎまで降る見込みで、関東北部の山沿いや東京の多摩地方を中心に大雪となるおそれがあります。
30日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで
▽関東北部の山沿いで20センチ、
▽甲信地方で15センチ、
▽箱根から多摩地方や秩父地方にかけてと、関東北部の平野部で10センチ、
▽関東南部の平野部で5センチ、と予想されています。
ま、東京都内で29日午後3時までに予想される総降雪量は、
▽多摩西部で20センチ、
▽多摩北部と南部で10センチ、
▽東京23区の西部で8センチ、
▽東部で5センチに達するところがある見込みです。
気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に警戒し、山沿いでは雪崩にも注意するよう呼びかけています。
鉄道は通常運転 空の便一部欠航
首都圏のJRと私鉄、それに地下鉄の各線は、29日の始発から通常どおり運転しています。また、東海道新幹線や、東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線も29日の始発から通常どおり運転しています。
鉄道各社は、最新の情報を、ホームページなどで確認してほしいとしています。
一方、国内の空の便は、29日、日本航空の、午前7時から午前10時ごろにかけて、羽田と新千歳や福岡を結ぶ便など合わせて20便が欠航しました。
今のところ雪の影響で、このほかの航空会社で欠航や欠航の予定はありませんが、航空各社は今後の雪の降り方によっては遅れなどの影響が出るおそれがあるとして、ホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。