イタリアで
行われているフィギュア
スケートの
世界選手権は
24日、
男子シングル
後半の
フリーが
行われ、
宇野昌磨選手が
右足を
痛めながら
2位に
入りました。イタリアのミラノで
開かれているフィギュア
スケートの
世界選手権は
24日、
男子シングル
後半の
フリーが
行われ、
日本からはピョンチャンオリンピックで
銀メダルを
獲得した
20歳の
宇野選手、ケガで
欠場した
羽生結弦選手に
代わって
出場した
19歳の
友野一希選手、オリンピックでは
18位だった
23歳の
田中刑事選手の
3人が
出場しました。
宇野選手は、前半のショートプログラムで右足の痛みから演技構成の難易度を落とし、5位と出遅れました。宇野選手は、フリーでの逆転を目指し、オリンピックと同じ4回転ジャンプを4本跳ぶ構成で挑みました。演技では、3本続けて4回転ジャンプで転倒しますが演技後半に連続ジャンプを立て続けに決めてフリーで179.51、ショートプログラムとの合計で273.77と2位に入りました。
世界選手権初出場の友野選手は、すべてのジャンプを大きなミスなく跳び合計で256.11と自己ベストを25点近くも更新して5位でした。田中選手は、合計236.66で13位でした。
ピョンチャンオリンピックで5位だったアメリカのネイサン・チェン選手が羽生選手に次ぐ世界歴代2位となる合計321.40の高得点で世界選手権で初優勝を果たしました。
大会は、来年3月に埼玉県で行われる世界選手権の出場枠も争われ、日本は上位2人の選手、宇野選手と友野選手の順位の合計が「7」だったため男子シングルの3つの枠を確保しました。
宇野「最後まで耐えられたのは練習の成果」
右足を痛めながら2位に入った宇野昌磨選手は「最後まで滑りきることができたという気持ちでいっぱいだ。右足の状態は23日からよくなっていて、スケートには支障がなかったが、調整不足でミスが多く出てしまった」と振り返りました。
そして、「それでも何とか最後まで耐えることができたのは、練習の成果だと信じたい。将来、この試合があったから今の自分があると振り返られるような人生を送っていきたい」と時折、涙を見せながら話していました。
友野「すべてを出し切れた結果」
19歳の友野一希選手は、ケガで欠場した羽生結弦選手に代わって出場して5位に入り、「失うものは何もないと思って、やれるだけのことをやろうと臨んだが、この結果は信じられない。すべてを出し切ることができたからこそ、結果が出たと思う」と話していました。