Báo tiếng Nhật: 藤井六段中学生最後の対局で黒星連勝は16で止まる

藤井ふじい六ろく段だん中学生ちゅうがくせい最後さいごの対局たいきょくで黒星くろぼし連勝れんしょうは16で止とまる

Mar 28, 2018 18:03

Furigana

来月らいげつから高校こうこうに進すすむ将棋しょうぎの藤井ふじい聡さとし太たい六ろく段だんが、中学生ちゅうがくせい棋士きしとして最後さいごとなった２に８はち日にちの対局たいきょくに敗やぶれて６ろく１いち勝しょう１いち２に敗はいの成績せいせきで今年度こんねんどの対局たいきょくを終おえ、勝かち数すうと勝率しょうりつはいずれも歴代れきだい４よん位いタイとなりました。藤井ふじい聡さとし太たい六ろく段だん（１いち５ご）は、名古屋なごや市内しないの中学校ちゅうがっこうに通かよいながら最多さいた連勝れんしょう記録きろくを３さん０ぜろ年ねんぶりに更新こうしんするなどの活躍かつやくを続つづけ、去年きょねん４月しがつからの今年度こんねんどの記録きろくで、対局たいきょく数すう、勝かち数すう、勝率しょうりつ、連勝れんしょうの４よっつの部門ぶもんすべてで１いち位いとなることを決きめています。

藤井ふじい六ろく段だんは２に８はち日にち、大阪おおさかの関西かんさい将棋しょうぎ会館かいかんで、八大やひろタイトルの１ひとつ「王将おうしょう戦せん」の予選よせんに臨のぞみ、井上いのうえ慶太けいた九きゅう段だん（５ご４よん）と対局たいきょくしました。

藤井ふじい六ろく段だんにとっては今年度こんねんどの最終さいしゅう戦せんで、中学生ちゅうがくせい棋士きしとして最後さいごの対局たいきょくとなります。

午前ごぜん１いち０ぜろ時じに始はじまった対局たいきょくは、終盤しゅうばん、お互おたがいに激はげしく攻せめ合あう展開てんかいとなって井上いのうえ九きゅう段だんの攻せめがつながり、午後ごご６ろく時じごろ１いち３さん７なな手てまでで藤井ふじい六ろく段だんが投了とうりょうしました。

この結果けっか、藤井ふじい六ろく段だんは６ろく１いち勝しょう１いち２に敗はいの成績せいせきで、記録きろくずくめとなった今年度こんねんどの対局たいきょくを終おえました。

また、ことし１月いちがつから続つづけてきた連勝れんしょうは「１いち６ろく」で止とまりました。

日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめいによりますと、勝かち数すうの「６ろく１いち」と勝率しょうりつの８はち割わり３さん分ふん５ご厘りんは、いずれも歴代れきだい４よん位いタイに当あたります。

「高校生こうこうせい棋士きし」としてさらなる活躍かつやくに期待きたい

藤井ふじい六ろく段だんは来月らいげつ、高校こうこうに進学しんがくし、学業がくぎょうとの両立りょうりつを図はかりながら棋士きし生活せいかつを続つづけることになります。

これまでに予選よせんを勝ち抜かちぬいて挑戦ちょうせん者しゃ決定けっていトーナメントに進すすむことが決きまっている「王座おうざ戦せん」などで、タイトル獲得かくとくへの挑戦ちょうせんを続つづけるほか、順位じゅんい戦せんでは１ひとつ上じょうの「Ｃし-級きゅう１いち組くみ」でほかの棋士きしと争あらそうことになります。

さらに、竜王りゅうおう戦せんのランキング戦せんで昇級しょうきゅうを決きめるなどの条件じょうけんを満みたせば、新しん年度ねんどのうちに七なな段だんに昇段しょうだんする可能かのう性せいもあり、「高校生こうこうせい棋士きし」としてのさらなる活躍かつやくが期待きたいされます。

藤井ふじい六ろく段だん「内容ないようをしっかり反省はんせいしたい」

対局たいきょくを終おえた藤井ふじい六ろく段だんは「早はやい段階だんかいで形勢けいせいを損そこねてしまい、感覚かんかくがつかめず、最後さいごまで及およびませんでした」と激戦げきせんを振り返ふりかえりました。

また連勝れんしょうが１いち６ろくで止とまったことについては、「しかたがないかなと思おもいます。内容ないようをしっかり反省はんせいしたいです」と答こたえていました。

そして今回こんかいが中学生ちゅうがくせい棋士きしとして最後さいごの対局たいきょくとなったことについて感想かんそうを求もとめられると、３さん０ぜろ秒びょうほど考かんがえたあとで、「自分じぶんが思おもった以上いじょうの活躍かつやくができたかなとは思おもっていますが、力ちからが足たりないところもあり、これからもしっかりやっていきたい」と話はなしていました。

井上いのうえ九きゅう段だん「終盤しゅうばんになって詰つみ方かたが見みえた」

井上いのうえ九きゅう段だんは「相手あいての一方いっぽう的てきな将棋しょうぎにならないように粘り強ねばりづよく指さそうと心こころがけました。途中とちゅうは苦くるしい形かたちになりましたが、終盤しゅうばんになって詰つみ方かたが見みえ、勝かてるかもしれないと思おもいました」と、藤井ふじい六ろく段だんとの初はじめての対局たいきょくを振り返ふりかえりました。