韓国と
北朝鮮は
来月末の
南北首脳会談に
向けて
日程や
議題などを
話し合うため、
29日、
軍事境界線にあるパンムンジョム(
板門店)で
閣僚級会談を
開きます。
北朝鮮のキム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長は
28日まで
中国を
電撃的に
訪問し習
近平国家主席と
首脳会談を
行ったばかりで、
その結果を
踏まえて
北朝鮮側がどのような
姿勢を
示すのかが
注目されます。
韓国と
北朝鮮は、
10年半ぶり
3回目と
なる南北首脳会談を
来月末に
軍事境界線にあるパンムンジョムの
韓国側の
施設で
開催することで
合意しています。
これに向けて、南北は日程や議題などを話し合うため、29日午前からことし2回目となる閣僚級会談を同じパンムンジョムの北朝鮮側の施設で開きます。
会談には、韓国側からチョ・ミョンギュン(趙明均)統一相が、北朝鮮側から韓国との窓口機関である祖国平和統一委員会のリ・ソングォン委員長がそれぞれ、首席代表として出席する予定です。
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は28日までの4日間、中国を電撃的に訪問し、習近平国家主席と初めての首脳会談を行ったばかりです。中国側の発表によりますと、この中でキム委員長は朝鮮半島の非核化に向けた意思を示したうえで、「われわれは南北関係を和解と協力の関係に転換させることを決心した」と述べ、南北首脳会談への意欲を見せたということです。
一方でキム委員長は、韓国がアメリカとともに「われわれの努力に善意で応え、平和の実現のために段階的かつ同時に措置を講じれば、朝鮮半島の非核化の問題は解決できるだろう」と、一定の条件を付けた発言をしたとされており、中朝首脳会談の結果を踏まえて北朝鮮側がどのような姿勢を示すのかが注目されます。