일본어 뉴스: レスリング協会第三者委の提言踏まえ速やかに再発防止を

レスリング協会きょうかい第三者だいさんしゃ委いの提言ていげん踏ふまえ速すみやかに再発さいはつ防止ぼうしを

Apr 7, 2018 05:04

Furigana

日本にっぽんレスリング協会きょうかいの幹部かんぶによる伊い調ちょう馨かおる選手せんしゅなどへのパワーハラスメントをめぐる問題もんだいで、レスリング協会きょうかいには、調査ちょうさをした第三者だいさんしゃ委員いいん会かいの提言ていげんを踏ふまえ、速すみやかに再発さいはつ防止ぼうしに取り組とりくむことが突つきつけられています。この問題もんだいで日本にっぽんレスリング協会きょうかいは当初とうしょ、パワハラがあったことを否定ひていしていましたが、第三者だいさんしゃ委員いいん会かいの調査ちょうさ報告ほうこく書しょでは、６ろく日にち辞任じにんした栄さかえ和人わじん元もと強化きょうか本部ほんぶ長ちょうがオリンピック４よん連覇れんぱを果はたした伊い調ちょう選手せんしゅなどにパワハラをしていたことが認定にんていされました。

報告ほうこく書しょでは、こうした問題もんだいが起おきた背景はいけいについて、「レスリング協会きょうかいは勝かつことのみに目めを奪うばわれ、その先さきにあるものが見失みうしなわれている」と指摘してきして、その体質たいしつを改善かいぜんすべきだとしています。

また、この問題もんだいが取り沙汰とりざたされるきっかけとなった告発こくはつ状じょうを内閣ないかく府ふに送おくった弁護士べんごしも、第三者だいさんしゃ委員いいん会かいの報告ほうこくでは詳細しょうさいな動機どうきなどは明あきらかになっておらず、「大切たいせつなのはなぜ問題もんだいが起おきたかだ」と話はなしています。

レスリング協会きょうかいには、こうした指摘してきを踏ふまえ、できるだけ多おおくの人ひとから納得なっとく感かんが得えられる形かたちで意思いし決定けっていができるようにするなど、協会きょうかい運営うんえいを見直みなおし速すみやかに再発さいはつ防止ぼうし策さくに取り組とりくむことが突つきつけられています。

「弟子でしが離はなれたことへの逆恨さかうらみにも似にた心情しんじょう」

伊い調ちょう選手せんしゅは、平成へいせい１いち２に年ねんに中京ちゅうきょう女子じょし大学だいがく付属ふぞく高校こうこう、現在げんざいの至いたり学がく館かん高校こうこうに入学にゅうがく。栄さかえ元もと強化きょうか本部ほんぶ長ちょうの指導しどうのもと、高校こうこう・大学だいがくと練習れんしゅうを積つみ、アテネオリンピックと北京ぺきんオリンピックで連覇れんぱを果はたしました。

その後そのご、平成へいせい２に１いち年ねんにおよそ８はちか月かげつ、カナダに留学りゅうがくしたことをきっかけに、帰国きこく後ご、いろいろな場所ばしょで練習れんしゅうしたいと考かんがえるようになり、平成へいせい２に２に年ねんになってから拠点きょてんを東京とうきょうに移うつしました。

この時期じきに行おこなわれた代表だいひょう合宿がっしゅくで、当時とうじ、女子じょしの強化きょうか委員いいん長ちょうだった栄さかえ元もと強化きょうか本部ほんぶ長ちょうの「よく俺おれの前まえでレスリングできるな」という発言はつげんがありました。

これについて報告ほうこく書しょでは、長年ながねんにわたって目めをかけてきた弟子でしが離はなれていったことに対にたいする逆恨さかうらみにも似にた心情しんじょうとしか理解りかいできず、敬意けいいや思おもいやりのかけらもない不適切ふてきせつな発言はつげんとしています。

そして、同おなじ年としの５月ごがつにはアジア大会たいかいの代表だいひょう選考せんこうで実績じっせきのある伊い調ちょう選手せんしゅが外はずされ、今回こんかいの報告ほうこく書しょでは合宿がっしゅくでの発言はつげんとともにパワハラと認定にんていされました。

その後そのごも伊い調ちょう選手せんしゅは、栄さかえ元もと強化きょうか本部ほんぶ長ちょうとは距離きょりを置おいて警視庁けいしちょうのレスリング部ぶなどを拠点きょてんに練習れんしゅうを積つみ、ロンドンオリンピックとリオデジャネイロオリンピックで金メダルきんめだるを獲得かくとくしオリンピック４よん連覇れんぱを成し遂なしとげています。