今シーズンのインフルエンザの
推計の
患者数は
2230万人余りと、
現在の
推計を
行うようになった
この12年間で
最も多くなり、
専門家は「
A型と
B型の
混合流行で、
これまでにない
非常に
大きな流行になった」と
分析しています。
今シーズンのインフルエンザは
例年よりも
数週間早い去年11月下旬から
始まり、ことし
1月中旬から
2月上旬には
1医療機関当たりのインフルエンザの
患者数が
50人を
超える極めて高い水準が
3週間連続で
続きました。
国立感染症研究所によりますと、去年9月から今月20日までの今シーズンのインフルエンザの全国の推定の患者数は2230万人余りに達したことがわかりました。
これは現在の推計を行うようになったこの12年間では、最も多かった昨シーズンのおよそ1660万人よりも570万人余り多く、過去最多になりました。
また平成21年から平成22年にかけて世界的に流行した新型インフルエンザを含めたインフルエンザの国内の推定患者数の2100万人も超えています。
さらに今月8日までに検出されたウイルスを分析すると、B型はおよそ47%で、この5年間でB型の割合が最も高くなったということです。
国立感染症研究所の砂川富正室長は「今シーズンは、A型とB型の混合流行でこれまでにない非常に大きな流行になった。関連はわからないが、アメリカや中国、アジアなど世界各地でインフルエンザが大流行した非常に特異なシーズンだった」と話しています。