ことし
1月、
前橋市で
乗用車が
自転車に
次々に
衝突し、
女子高校生が
死亡した
事故で、
車を
運転していて
逮捕された
85歳の
男は、
持病の
影響で
意識が
低下した
状態だったとみられることが、
捜査関係者への
取材でわかりました。
検察は、
症状を
自覚しながら
運転を
繰り返していたとみて、
近く処分について
判断するものとみられます。ことし
1月、
前橋市北代田町で、
乗用車が
対向車線に
はみ出して
路側帯を
自転車で
走っていた
女子高校生2人をはね、
太田さくら
さん(
16)が
死亡し、
18歳の
女子高校生が
一時重体となりました。
この事故で、車を運転していた前橋市の川端清勝容疑者(85)が、過失運転傷害の疑いで逮捕され、調べに対し「気がついたら事故を起こしていた」と供述したことなどから、前橋地方検察庁は認知機能の鑑定を行いました。
捜査関係者によりますと、川端容疑者に著しい認知機能の低下は確認できませんでしたが、事故の際、持病の影響で意識が低下した状態だったとみられることがわかったということです。さらに、以前にも同じような症状があったにもかかわらず、車の運転を続けていたということです。
前橋地方検察庁は、こうした症状を自覚しながら運転を繰り返していたとみて、近く処分について判断するものとみられます。