愛媛県の
刑務所から
脱走した
受刑者の
男が
30日、
逮捕された
事件で、
男は、
広島県尾道市の
島にある無人の
別荘の
屋根裏に
隠れていたと
供述していることが
捜査関係者への
取材でわかりました。
屋根裏には
テレビなどが
持ち込まれていて、
警察は
長期間、
この場所に
潜伏していたと
見て
調べています。
先月8日に
愛媛県今治市の
松山刑務所の
作業場から
脱走した
平尾龍磨容疑者(
27)は、
3週間余りにわたって
逃走を
続けた
末に、
30日、
広島市内で
逮捕されました。
警察の
これまでの
調べで、
平尾容疑者は
広島県尾道市の
向島に
潜伏を
続けたあと、
海を
泳いで
本州に
渡ったとみられています。
その後の調べで、平尾容疑者は「島では北部の山林にある建物の屋根裏に隠れていた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
建物は売り出し中の無人の別荘で、家財道具が備えつけられていて、警察が屋根裏を確認したところテレビや生活用品が持ち込まれ、平尾容疑者が刑務所内の人間関係に悩み、脱走したことを記したメモ書きなども見つかりました。
警察は、平尾容疑者がこの屋根裏に長期間、潜伏していたと見ています。警察は、先月22日と24日にこの別荘を捜索したということですが、発見には至りませんでした。
平尾容疑者は「先月24日ごろに別荘を出て海を渡った」と話していて、警察はその後の逃走の経緯についても詳しく調べています。