4年後を
目指して
木造での
復元計画が
進められている
名古屋城の
天守閣は
調査や
工事を
行うため、
7日から
内部への
立ち入りができなくなりました。
江戸時代初期に
築かれた
名古屋城天守閣は、
太平洋戦争の
空襲で
焼失し、
昭和34年鉄筋コンクリートで
再建されましたが、
耐震性の
問題などがあり、
名古屋市は
4年後を
目指して
木造で
復元する
計画を
進めています。
今後、天守閣の石垣を外して内部を調査したあと、解体して木造での再建に入るため、7日から天守閣への立ち入りができなくなりました。
城の入り口などでは7日朝、冷たい雨が降る中、市の職員が立ち入り禁止を知らせる看板を設置し、入場券を買おうと並ぶ人たちに「天守閣には入れませんがよろしいですか」などと声をかけていました。
埼玉県から家族旅行で訪れた女性は「入り口で言われて初めて入れないことを知りました。少し残念ですが、ほかのところを見て楽しみたいです」と話していました。
名古屋城総合事務所の西野輝一所長は「城内では本丸御殿の公開をはじめ、さまざまな催しを計画しているので、引き続き多くの人に訪れてもらいたい」と話しています。