香川県坂出市で、
中学生の
長男に
十分な
食事を
与えず、
栄養失調にさせたとして、
両親が
保護責任者遺棄致傷の
疑いで
逮捕されました。
両親は
いずれも
容疑を
否認しているということです。
逮捕されたのは、
坂出市に
住む48歳の
歯科技工士の
男と
31歳の
妻です。
警察によりますと、2人は去年4月からことし2月末にかけて、当時、中学1年生だった長男に十分な食事を与えず、栄養失調にさせたとして保護責任者遺棄致傷の疑いが持たれています。
ことし2月末に、2人が衰弱した長男を病院に連れて行ったところ、歩行困難の状態と診断されたということで、その後、虐待の疑いがあると児童相談所から届け出を受けた警察が捜査を進めていました。
警察によりますと、長男は病院で診断を受けたとき、体重がおよそ32キロで、同じ年齢の平均体重より少なくとも5キロ少なかったということですが、現在は治療を受け、回復傾向にあるということです。
警察の調べに対し、2人は「事実無根です」などと供述し、容疑を否認しているということです。警察は長男が衰弱した経緯を詳しく調べています。