内訳は、海外でプレーする選手が17人、Jリーグの選手が10人です。
ミッドフィルダーでは本田選手や長谷部誠選手といった実績のある選手に加え、21歳の井手口陽介選手や22歳の三竿健斗選手が選ばれました。
またケガから復帰したばかりの香川選手、サンフレッチェ広島の青山敏弘選手が3年ぶりに選ばれました。
フォワードには同じくケガの不安がある岡崎選手も選ばれました。
一方、ハリルホジッチ前監督のもと代表に選ばれていた杉本健勇選手、3月の遠征でゴールを決めた中島翔哉選手は選ばれませんでした。
西野監督は、招集した27人について「いま調子のいい選手、実績のある選手、将来に向けて可能性の高い選手」としたうえで「ワールドカップでの大舞台で最高のコンディションになるであろう選手を選んだ」と説明しました。
選手たちは、今月21日から国内合宿に入りガーナとの強化試合の翌日となる今月31日にワールドカップの最終メンバー23人に絞り込まれます。
サッカーワールドカップロシア大会に向けた日本代表候補27人です。
ゴールキーパーは3人です。
フランス1部リーグ、メッスの川島永嗣選手(35)。
ガンバ大阪の東口順昭選手(32)。
柏レイソルの中村航輔選手(23)。
ディフェンダーは8人です。
トルコ1部リーグ、ガラタサライの長友佑都選手(31)。
浦和レッズの槙野智章選手(31)。
イングランドプレミアリーグ、サウサンプトンの吉田麻也選手(29)。
フランス1部リーグ、マルセイユの酒井宏樹選手(28)。
ドイツ1部リーグ、ハンブルガーの酒井高徳選手(27)。
鹿島アントラーズの昌子源選手(25)。
浦和レッズの遠藤航選手(25)。
鹿島アントラーズの植田直通選手(23)。
ミッドフィルダーは12人です。
ドイツ1部リーグ、フランクフルトの長谷部誠選手(34)。
サンフレッチェ広島の青山敏弘選手(32)。
メキシコ1部リーグ、パチューカの本田圭佑選手(31)。
スペイン1部リーグ、エイバルの乾貴士選手(29)。
ドイツ1部リーグのドルトムントの香川真司選手(29)。
セレッソ大阪の山口蛍選手(27)。
ドイツ2部リーグ、デュッセルドルフの原口元気選手(27)。
ドイツ2部リーグ、デュッセルドルフの宇佐美貴史選手(26)。
スペイン1部リーグ、ヘタフェの柴崎岳選手(25)。
川崎フロンターレの大島僚太選手(25)。
鹿島アントラーズの三竿健斗選手(22)。
スペイン2部リーグ、クルトゥラルレオネサの井手口陽介選手(21)。
フォワードは4人です。
イングランドプレミアリーグ、レスターの岡崎慎司選手(32)。
ドイツ1部リーグ、ブレーメンへの移籍が決まった大迫勇也選手(28)。
ドイツ1部リーグ、マインツの武藤嘉紀選手(25)。
ドイツ1部リーグ、シュツットガルトの浅野拓磨選手(23)です。
日本代表 今後のスケジュール
日本代表は今月21日から千葉県で国内合宿に入り、30日に横浜市の日産スタジアムでガーナと強化試合に臨みます。
西野監督は31日午後、ワールドカップの最終メンバー23人を発表する予定です。
そして来月2日に日本を出発してオーストリアのインスブルックで直前合宿を行い、8日にスイスと、12日にパラグアイと強化試合を行います。
ロシアのキャンプ地、カザニに入るのは13日の予定です。
そして19日にワールドカップ1次リーグの初戦でコロンビアと、24日(日本時間25日)の第2戦でセネガルと、28日の第3戦でポーランドと対戦します。
ワールドカップ ロシア大会とは
サッカーワールドカップ ロシア大会は来月14日(日本時間15日)に開幕し、7月15日(日本時間16日)の決勝までおよそ1か月にわたって、首都モスクワやサンクトペテルブルクなど、11の都市と12の会場で、64試合が行われます。
開幕戦と決勝の舞台は、1980年のモスクワオリンピックのメイン会場にもなったモスクワの「ルジニキスタジアム」です。
日本のほか、大会連覇を狙うドイツや史上最多6回目の優勝を目指すブラジルなど32チームが、4チームずつAからHまでの8つのグループに分かれて1次リーグを戦い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進みます。ワールドカップは今回が21回目の大会で、ロシアで開催されるは初めてとなります。
日本のこれまでの成績は
日本はこれまで5回ワールドカップに出場し、最高成績はベスト16です。
日本がワールドカップに初めて出場したのは1998年のフランス大会です。
岡田武史監督の指揮のもと、1次リーグでアルゼンチン、クロアチア、ジャマイカに3連敗という成績でした。
2002年の日韓大会は、フィリップ・トルシエ監督がチームを率いました。
1次リーグの初戦はベルギーと引き分けましたが、第2戦でロシアに1対0で競り勝ってワールドカップ初勝利をあげました。
そして3戦目でチュニジアに2対0で勝って、2勝1引き分けで初めて決勝トーナメント進出を果たしました。
決勝トーナメント1回戦ではトルコに0対1で敗れ、ベスト8進出はなりませんでした。
ジーコ監督のもと臨んだ2006年のドイツ大会は、当時、ヨーロッパで活躍していた中田英寿選手などを中心としたメンバーでのぞみました。
1次リーグの初戦はオーストラリアに1対3で敗れ、第2戦はクロアチアと引き分けました。
そして3戦目はブラジルに1対4で敗れ、2敗1引き分けと1勝もできず、1次リーグで敗退しました。
2010年の南アフリカ大会は、再び岡田武史監督がチームの指揮をとりました。
初戦でカメルーンに勝利し、第2戦はオランダに敗れたものの第3戦でデンマークに3対1で勝ち、決勝トーナメントに進みました。
決勝トーナメントの1回戦はパラグアイと対戦し、両チーム無得点のまま延長でも決着がつかず、ペナルティーキック戦の末、敗れ、ベスト8進出はなりませんでした。
ザッケローニ監督のもと臨んだ前回2014年のブラジル大会は、本田圭佑選手や香川真司選手など、海外のクラブに所属する選手を中心にチームが組まれました。
しかし日本は初戦でコートジボワールに1対2で敗れ、第2戦はギリシャに引き分け、第3戦はコロンビアに1対4で敗れて、1勝もできず1次リーグ敗退となりました。
過去5回の大会で日本の通算成績は、17試合で4勝9敗4引き分けです。