日本新聞: ＴＰＰ国会承認議案衆議院で可決会期内に承認へ

ＴＰＰ国会こっかい承認しょうにん議案ぎあん衆議しゅうぎ院いんで可決かけつ会期かいき内ないに承認しょうにんへ

May 18, 2018 14:05

Furigana

日本にっぽんなど１いち１いちか国かこくが参加さんかするＴＰＰ＝環太平洋かんたいへいようパートナーシップ協定きょうていの国会こっかい承認しょうにんを求もとめる議案ぎあんは、衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎで自民じみん・公明こうめい両りょう党とうなどの賛成さんせい多数たすうで可決かけつされました。憲法けんぽうの規定きていで参議院さんぎいんでの採決さいけつが行おこなわれない場合ばあいでも、今いまの国会こっかいの会期かいき内ないに承認しょうにんされることになります。日本にっぽんなど１いち１いちか国かこくが参加さんかするＴＰＰ協定きょうていは、アメリカが参加さんかしていた当初とうしょの協定きょうていの内容ないようをほぼ踏襲とうしゅうする一方いっぽう、アメリカの将来しょうらい的てきな復帰ふっきも念頭ねんとうに一定いってい期間きかん効力こうりょくを停止ていしする、２に２にの「凍結とうけつ」項目こうもくを定さだめています。

ＴＰＰ協定きょうていの国会こっかい承認しょうにん案あんは、１いち８はち日にちの衆議院しゅうぎいん外務がいむ委員いいん会かいで可決かけつされたあと、午後ごごの衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎに緊急きんきゅう上程じょうていされました。採決さいけつの結果けっか、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうと日本にっぽん維新いしんの会かい、希望きぼうの党とうなどの賛成さんせい多数たすうで可決かけつされ参議院さんぎいんに送おくられました。

条約じょうやくの承認しょうにん案あんは憲法けんぽうで定さだめられた衆議しゅうぎ院いんの優越ゆうえつで、参議院さんぎいんでの採決さいけつが行おこなわれない場合ばあいでも、３さん０ぜろ日にちが経過けいかすれば自然しぜん承認しょうにんとなるため、来月らいげつ２に０ぜろ日にちまでの今いまの国会こっかいの会期かいき内ないに承認しょうにんされることになります。

協定きょうていをめぐっては、発効はっこう後ごの農家のうかへの支援しえん策さくなどを盛り込もりこんだ関連かんれん法案ほうあんも国会こっかいで審議しんぎが行おこなわれていて、政府せいふは日本にっぽんが率先そっせんして国内こくない手続てつづきを進すすめ、早期そうき発効はっこうに向むけた各国かっこくの機運きうんを高たかめたいとしています。