おととしのリオデジャネイロオリンピックに
日本代表として
出場した
競泳の
古賀淳也選手が、WADA=
世界アンチドーピング
機構のドーピング
検査で
陽性反応を
示していたことが、
関係者への
取材でわかりました。
このあと
午後4時から
本人が
出席して
記者会見する
予定です。
古賀選手は
埼玉県出身の
30歳。
おととしのリオデジャネイロオリンピック、
男子400メートルリレーの
メンバーとして、
日本の
48年ぶりの
決勝進出に
貢献しました。
また、先月の日本選手権では男子50メートル背泳ぎで9連覇を果たしていました。
関係者によりますと、古賀選手は、WADA=世界アンチドーピング機構のドーピング検査で陽性反応を示していたことがわかり、このあと午後4時から本人が記者会見し、事情を説明することにしています。
古賀選手は、24日から東京辰巳国際水泳場で始まるジャパンオープンの男子50メートル背泳ぎなどに出場する予定でしたが、欠場することになりました。
また、古賀選手は、ことし8月にインドネシアで行われるアジア大会の代表に選ばれていますが、日本水泳連盟では大会の派遣を取りやめることにしています。
古賀淳也選手とは
古賀選手は埼玉県出身の30歳。日本の背泳ぎの短距離の第1人者です。
2009年の世界選手権、男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得し、平泳ぎの北島康介さんに次いで世界選手権で2人目の金メダリストとなりました。
活躍が期待されたロンドンオリンピックは出場を逃し、2012年からは練習拠点をアメリカに移して、専門の背泳ぎだけでなく自由形の強化などにも取り組みました。
おととしのリオデジャネイロオリンピックには自由形で泳ぐ男子400メートルリレーのメンバーとして出場し、日本の48年ぶりの決勝進出に貢献しました。
去年、ハンガリーで行われた世界選手権では男子50メートル背泳ぎで銀メダルを獲得し、先月の日本選手権ではこの種目で9連覇を果たし、ことし8月にインドネシアで行われるアジア大会の代表にも選ばれてこの種目の大会4連覇がかかっていました。