加賀藩の
文化や
伝統を
伝える「
金沢百万石まつり」の
一環として
1日夜、
金沢市の
川で
行われた
灯籠流しで、
密集した
灯籠に
次々と
火が
燃え移って
大量の
灯籠が
焼ける火事があり、
現場は
一時騒然となりました。
けが人はいませんでした。
1日午後9時ごろ、
金沢市主計町の
浅野川で、
川に
流された
灯籠が
燃えているという
通報が
複数、
消防に
寄せられました。
浅野川では当時、「金沢百万石まつり」の行事の一環として、1200個もの灯籠を川に流す「加賀友禅燈ろう流し」が行われていましたが、密集した灯籠に火が次々と燃え移ったということで、駆けつけた消防が消火活動にあたった結果、火は10分後に鎮火しました。この火事によるけが人はいませんでした。
1200個もの灯籠は、加賀友禅にゆかりのある故人を追悼するために、加賀友禅の作家や大学生などによって絵付けされたということですが、消防によりますと、このうち半分ほどが燃えたとみられるということです。
現場には当時、催しを見に来た多くの観光客や地元の人が集まっていて、一時、騒然となりました。
制作者の女子大学生「ショック」
この催しに使う灯籠の一部を作ったという、金沢市の女子大学生は「流れていた灯籠が半分くらい燃えていたと思う。自分が作った灯籠が燃えているのを見て、ショックでした。まさか燃えると思わなかったので驚きました」と話していました。