アフリカや
中東の
紛争などから
逃れようと
ヨーロッパを
目指す大勢の
難民や
移民を
乗せた
船が
地中海で
相次いで
転覆し、ことしに
入ってすでに1400
人以上が
死亡しています。
国連は、
国際社会が
協力して
対応にあたるよう
呼びかけています。
地中海では、
紛争や
貧困から
逃れるため、
ヨーロッパを
目指す難民や
移民があとを
絶たず、
先月29
日以降、
北アフリカのリビア
沖で
船が
相次いで
転覆しました。
地中海で救出された人たちの支援を行っている国連のIOM=国際移住機関によりますと、赤ちゃんや子どもを含む、少なくとも218人が死亡したということです。IOMのまとめでは、地中海で船の転覆などで死亡した難民や移民は、ことしに入ってからすでに1405人に上っています。
一方、難民や移民を受け入れるヨーロッパ諸国の足並みは乱れ、先月には、玄関口となってきたイタリアが船の受け入れを拒否する事態も起きています。
国連は、これ以上、犠牲者を増やさないため、国際社会が協力して対応にあたるよう呼びかけています。