自民党じみんとう総裁そうさい選せん 岸田きしだ政調せいちょう会長かいちょう“立候補りっこうほ見送みおくり 安倍あべ首相しゅしょうを支持しじ”

そして、「今回こんかいの総裁そうさい選挙せんきょには立候補りっこうほせず、安倍あべ総理そうり大臣だいじんを中心ちゅうしんにさまざまな政治せいじ課題かだいに取り組とりくみ、貢献こうけんしていくことが、適切てきせつな対応たいおうではないかと判断はんだんした」と述のべ、総裁そうさい選挙せんきょへの立候補りっこうほを見送みおくり、安倍あべ総理そうり大臣だいじんを支持しじする考かんがえを表明ひょうめいしました。

自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょをめぐっては、安倍あべ総理そうり大臣だいじんが３さん選せんに強つよい意欲いよくを示しめしているのに対にたいし、石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうが立候補りっこうほの準備じゅんびを進すすめているほか、野田のだ総務そうむ大臣だいじんが立候補りっこうほしたいという意向いこうを示しめしていて、６ろく年ねんぶりの選挙せんきょ戦せんになる公算こうさんが大おおきくなっています。

岸田きしだ氏しが立候補りっこうほを見送みおくり、安倍あべ総理そうり大臣だいじんを支持しじする方針ほうしんとなったことで、国会こっかい議員ぎいん票ひょうでは安倍あべ総理そうり大臣だいじんがさらに優位ゆういな情勢じょうせいとなる見通みとおしです。

岸田きしだ派は座長ざちょうの林はやし文科ぶんか相しょう「残念ざんねんだが 判断はんだん受け止うけとめる」

岸田きしだ派はの座長ざちょうを務つとめる林はやし文部もんぶ科学かがく大臣だいじんは24日にち夕方ゆうがた、記者きしゃ団だんに対にたいし、「われわれとしては、いろんな意見いけんを申し上もうしあげて、最終さいしゅう的てきには岸田きしだ会長かいちょうの判断はんだんにご一任いちにんしたので、残念ざんねんな気持きもちはあるが、しっかりと判断はんだんを受け止うけとめて、岸田きしだ会長かいちょうから示しめされる判断はんだんに基もとづいて一致いっち団結だんけつして行動こうどうしていきたい」と述のべました。

細田ほそだ派は事務じむ総長そうちょう 下村しもむら元もと文科ぶんか相しょう「安倍あべ総裁そうさいの３さん選せんに向むけ弾はずみ」

安倍あべ総理そうり大臣だいじんの出身しゅっしん派閥はばつの自民党じみんとう細田さいだ派はの事務じむ総長そうちょうを務つとめる下村しもむら元もと文部もんぶ科学かがく大臣だいじんは記者きしゃ団だんに対にたいし、「岸田きしだ派はは安倍あべ総裁そうさいに１いち本ほん化かして応援おうえんしてもらえるのではないか。さらに３さん選せんに向むけて弾はずみがつくと期待きたいしたい。安倍あべ総裁そうさいの信任しんにん投票とうひょう的てきな選挙せんきょにしたいと思おもっており、ぜひ党員とういん投票とうひょうの半分はんぶん以上いじょうが取とれるような流ながれを作つくっていきたい」と述のべました。

石破いしば元もと幹事かんじ長ちょう「訴うったえること 変かわるわけではない」

自民党じみんとうの石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうは群馬ぐんま県けん高崎たかさき市しで記者きしゃ団だんに対にたいし、「誰だれが出でようと出でまいと、総裁そうさい選挙せんきょで自分じぶんが訴うったえることが変かわるわけではない。総裁そうさい選挙せんきょは、党員とういんと、有権者ゆうけんしゃに審判しんぱんを仰あおいできた国会こっかい議員ぎいんの判断はんだんで決きまるもので、派閥はばつの合従がっしょう連衡れんこうですべてが決きまるのであれば選挙せんきょの意義いぎがない」と述のべました。

国会こっかい議員ぎいんの約やく６ろく割わりが安倍あべ首相しゅしょう支持しじの見通みとおし

安倍あべ総理そうり大臣だいじんを支持しじする見通みとおしとなっているのは、出身しゅっしん派閥はばつで党内とうない最大さいだい派閥はばつの細田さいだ派は、麻生あそう副ふく総理そうり兼けん財務ざいむ大臣だいじんが会長かいちょうの第だい２に派閥はばつの麻生あそう派は、二に階かい幹事かんじ長ちょうが率ひきいる二に階かい派はです。

この３みっつの派閥はばつと岸田きしだ派はの所属しょぞく議員ぎいんを単純たんじゅんに足たし合あわせれば240人にんを超こえ、自民党じみんとう国会こっかい議員ぎいんのおよそ６ろく割わりにあたります。

一方いっぽう、石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうを支持しじする見通みとおしなのは、今いまのところ、石破いしば派はだけにとどまっています。

このほか、党内とうない第だい３さん派閥はばつの竹下たけした派は、石原いしはら派は、それに、谷垣たにがきグループは、総裁そうさい選挙せんきょへの対応たいおうを明あきらかにしていません。

また、派閥はばつに所属しょぞくしていない議員ぎいんは50人にん余あまりで、このうち小泉こいずみ進すすむ次郎じろう筆頭ひっとう副ふく幹事かんじ長ちょうは「最後さいごまでしっかりと考かんがえたい」と述のべています。