台風12
号は
午後5時半ごろに
福岡県豊前市付近に
再び上陸しました。
九州と
四国では30
日にかけて、
局地的に
非常に
激しい雨が
降るおそれがあり、
気象庁は
土砂災害や
川の
増水などに
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、
台風12
号は29
日未明に
三重県に
上陸したあと、
西日本を
西に
進み、
気象庁は「
台風12
号が
午後5時半ごろに
福岡県豊前市付近に
上陸した」と
発表しました。
台風は午後6時には、北九州市付近にあって1時間に30キロの速さで西南西へ進んでいると見られます。
中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の北西側330キロ以内と南東側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
この時間、九州や四国に発達した雨雲がかかり、午後5時までの1時間には福岡県が添田町に設置した雨量計で32ミリの激しい雨を観測しました。
▽四国では30日明け方にかけて
▽九州北部では30日未明にかけて
▽九州南部では30日朝にかけて
1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
30日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽四国で200ミリ
▽九州南部で180ミリ
▽九州北部で150ミリと予想されています。
その後も雨が降り続く見込みで、30日夕方から31日夕方にかけての24時間に降る雨の量は、
▽四国と九州南部で100ミリから200ミリ
▽九州北部で100ミリから150ミリと予想されています。
また、西日本は海上を中心に風の非常に強い状態が続く見込みで、九州北部では30日にかけての最大風速が20メートル、最大瞬間風速は30メートルに達すると予想されています。
台風は31日にかけて、九州の西の海上でほとんど停滞すると予想され、九州や四国では台風の影響が長時間続くおそれがあります。
気象庁は土砂災害や川の増水、低い土地の浸水、暴風、高波に警戒するよう呼びかけています。また、大気の不安定な状態が続いているため、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。