大会2日目の
第2試合で、
大阪桐蔭高校の
西谷浩一監督(48)が
史上6人目と
なる甲子園春夏通算50
勝目をあげました。
大阪桐蔭は
6日の
初戦で、
春夏連覇の
経験も
ある栃木の
作新学院と
対戦。
試合は接戦となり、3対1と2点リードの9回、2アウトながら一塁二塁のピンチを迎えました。
勝負どころとみた西谷監督は、この試合初めて伝令を送り「引いて守ることはない。ピッチャーだけに任せずに全員でアウトを取りにいこう」とアドバイス。気持ちを切り替えた選手たちが最後はしっかり抑えました。
試合後、西谷監督は「苦しい試合だったが、甲子園でのこれまでの経験という強みがあるから勝ち切ることができた」と振り返りました。
これで智弁和歌山高校の高嶋仁監督や大阪のPL学園の監督を務めた中村順司さんなどに続く6人目の春夏通算50勝を達成しました。
これについて、西谷監督は「『甲子園で何勝したい』と思っていたわけでもないが、大阪桐蔭として勝利を重ねてこられたのがうれしい。歴代の卒業生たちとともに戦って築いた50勝だと思う」と話していました。
そして、50勝の先に待っている最大の目標は、史上初となる2回目の春夏連覇。
西谷監督は「苦しい試合に勝つことでチームは成長する。夏の甲子園で優勝するためには大会の中でも成長することが必要になる。きょうの試合に勝ったことでチームも一回り成長すると思う」と先を見据えていました。