大会10
日目第2試合で13
個の
三振を
奪って
完投した
金足農業高校の
吉田輝星投手。
敗れた
大垣日大高校の
選手が「
今まで
感じたことのない」と
語る剛速球で、
チームを
3回戦に
導きました。
吉田投手は
最速150
キロの
速球が
持ち味で、
プロ野球のスカウトからも
注目される
大会屈指の
好投手です。
2回戦で対戦した大垣日大は150キロに設定したピッチングマシンのボールを見るなど対策を練って挑んできました。
迎えた14日の試合、吉田投手は序盤、得意のストレートを狙われて5本のヒットを許し、3点を失います。
それでも吉田投手は中盤以降、変化球を織り交ぜて調子を取り戻し、その後は追加点を許しませんでした。
同点で迎えた8回、吉田投手を打線が援護します。
5番の大友朝陽選手がソロホームランを打ち、勝ち越しました。
このホームランに勇気づけられたという吉田投手。
8回ウラからは「エンジン全開でいった」と疲れを振り払って全力でストレートを投げ込みます。
そのボールは大垣日大の選手が「今までに感じたことのないボール」と脱帽するほどのすごさでした。
8回から4者連続三振、9回にはこの試合最速に並ぶ149キロをマークするなど圧巻のピッチングで完投勝利を果たしました。
2試合連続のふた桁奪三振となる13個の三振を奪った吉田投手ですが、試合後、「自己採点は50点」とまだまだ満足していませんでした。
「相手は強くなっていくので次の試合も全力でぶつかっていきたい」と話す吉田投手。
ベスト8をかけた次の試合でどんなピッチングをみせるのか、目が離せません。