去年、
アメリカで
人種差別への
抗議活動が
広がるきっかけになった
黒人のジョージ・フロイド
さんが
死亡した
事件で、
中西部ミネソタ
州の
裁判所の
陪審員は20
日、
殺人などの
罪に
問われていた
元警察官について
有罪の
評決を
出しました。
アメリカ・ミネソタ州で去年5月、黒人のジョージ・フロイドさんが白人の警察官におよそ9分間にわたって首を膝で押さえつけられて死亡し、その後、これに反発するデモが各地で起きて人種差別への抗議活動が全米に広がりました。
この事件でフロイドさんの首を押さえつけたとして殺人などの罪に問われていた元警察官のデレク・ショービン被告についてミネソタ州の裁判所の陪審員は20日、有罪の評決を出しました。
裁判で弁護側はショービン被告が警察の指針に従って訓練どおりに行動したと強調したほか、フロイドさんの死因は使用していた鎮痛剤と持病によるものだとして無罪を主張していました。
裁判は主要メディアを通じて全米に生中継され、高い関心を集めていました。
裁判所前では歓声も
裁判所の
前には
大勢の
人たちが
集まり、
事件後に
広がった
人種差別の
撲滅を
訴える運動の
名前にもなった「ブラック・ライブズ・マター」と
書かれたボードを
掲げて
評決を
待っていました。
そして、元警察官に対して有罪の評決が出されたことが伝わると、「有罪だ!」などと大きな歓声があがり、集まっていた人たちは肩を抱き合ったり亡くなったジョージ・フロイドさんの名前を呼んだりしていました。
オバマ元大統領「具体的な改革を」
オバマ元大統領はツイッターで声明を発表し「ミネアポリスの陪審員は正しいことをした。ただ、本当の正義は1つの裁判の評決だけではもたらされない。きょうの評決は前進に向けての必要な一歩かもしれないが、十分ではない。立ち止まってはいけない。刑事司法制度の人種的な偏見を減らし、最終的になくすための具体的な改革を続けなくてはいけない」として評決を評価した上でさらなる変革が必要だと訴えました。
アメリカ・ウクライナ 近く兵器の供与などについて協議か
アメリカのトランプ政権がウクライナに防衛のための兵器を追加で供与することを明らかにするなか、政治専門メディアは、アメリカの担当特使とウクライナの国防相が近く会談し、兵器の供与などについて協議を行うという見通しを伝えました。
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Source: NHK
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悪石島 住民を診察の医師「ストレスで腹痛や吐き気の症状も」
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