アメリカの
トランプ大統領は
メディアの
インタビューで、
中央銀行に当たる
FRB=
連邦準備制度理事会が
3か月に
1度のペースで
利上げを
進めていることについて、「
私にとって
最大の
脅威は、
FRBだ」と
述べ、
利上げのペースが
速すぎるとして
改めて強い不満を
示しました。
FRBは、
景気の
拡大を
受けて
3か月に
1度のペースで
利上げを
進めていて、
先月の
会合では、ことし
3回目の
利上げを
決定したうえで、
年内にあと
1回、
来年も
3回、
金利を
引き上げる想定を
公表しています。
これに対して、トランプ大統領は16日、「FOX ビジネスネットワーク」のインタビューで、「私にとって最大の脅威はFRBだ。利上げのペースが速すぎる」と述べ、FRBの金融政策に改めて強い不満を示しました。
そのうえで、トランプ大統領は「FRBは独立している。私は誰かを非難するつもりはない」と述べ、FRBの金融政策に介入するつもりはないという姿勢を強調しました。
トランプ大統領は、金利の引き上げによってドル高が進み、好調な景気が冷やされるおそれがあるとして、このところFRBへの批判を繰り返しています。