感染が
広がる新型コロナウイルス、
もし感染した
時、
私たちを
守る役割をするのが
免疫です。
専門家は
睡眠や
栄養などを
きちんととり、
それぞれの
免疫の
力を
高めてほしいと
話しています。
免疫はウイルス
などの
病原体から
私たちを
守る防御システムのようなもので、
白血球に
含まれる
免疫細胞の
働きなどで
このシステムが
作られます。
京都大学iPS細胞研究所の濱崎洋子教授によりますと、免疫の力を高めるには睡眠と栄養、それに体を冷やさず温かくしておくことが大切だということです。
睡眠は、疲労回復や栄養の吸収を高める効果があり、免疫力を上げることができると考えられているほか、ビタミンやアミノ酸など、栄養をバランスよくとる食事は免疫の働きもよくするということです。
そして適度な運動や、入浴などで体を温めることも効果があり、濱崎教授は「ウイルスに負けないためにはそれぞれの免疫の力を高めてしっかりと働くようにしておくことが大切だ」と話しています。
また妊娠している人から感染への不安の声があることについて産婦人科専門医の高尾美穂医師は「妊娠して免疫の力が下がるわけではありません。体調に気をつけて生活をしている人が多いと思うのでそうした生活を続けてほしい。また睡眠不足やストレスで免疫の力が落ちるリスクがあるため、音楽や映画を楽しむなど『楽しいな、穏やかだな』と感じる時間をつくってほしい」と話していました。