일본어 뉴스: “対策に生かして”新型コロナウイルス感染者が実名で証言

“対策たいさくに生いかして”新型しんがたコロナウイルス感染かんせん者しゃが実名じつめいで証言しょうげん

Apr 21, 2020 18:04

Furigana

新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんして入院にゅういんしている、埼玉さいたま県けん川越かわごえ市しの37歳さいの男性だんせいがＮＨＫえぬえいちけいのインタビューに実名じつめいで応こたえ「症状しょうじょうが出でてから９きゅう日間にちかん自宅じたくで過すごさざるをえず、妻つまや幼おさない子こどもが感染かんせんしないか不安ふあんだった」と家庭かてい内ない感染かんせんへの不安ふあんを語かたりました。インタビューに応こたえたのは埼玉さいたま県けん川越かわごえ市しで飲食いんしょく店てんを経営けいえいしている小島こじま大だい補ほさん（37）です。今月こんげつ８はち日にちに新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが確認かくにんされ、現在げんざいも入院にゅういん中ちゅうですが、症状しょうじょうは安定あんていしています。

病気びょうきについての理解りかいを広ひろめ、対策たいさくに生いかしてほしいと取材しゅざいに応おうじました。

入院にゅういんまでに９きゅう日間にちかん

最初さいしょに異変いへんを感かんじたのは今月こんげつ１いち日にちで、「のどの痛いたみを感かんじて、かかりつけの耳鼻じび咽喉いんこう科かを受診じゅしんしたところ、へんとう炎ほのおと言いわれたが、翌日よくじつに熱ねつが急激きゅうげきに上あがった。インフルエンザよりもつらく、一気いっきに体からだが重おもくなりました」と説明せつめいしました。

そのうえで「病院びょういんで出だされた解熱剤げねつざいを飲のんでも熱ねつは下さがらず、３さん、４よん日にちたっても改善かいぜんの兆きざしが見みえなくてとても不安ふあんでした」と話はなしました。

このため、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんを疑うたがい埼玉さいたま県けんの窓口まどぐちに電話でんわで相談そうだんしましたが、４よん日間にちかん様子ようすを見みるように言いわれ、ＰＣＲ検査けんさを受うけられたのは今月こんげつ７なな日にちでした。

そして翌日よくじつに陽性ようせいと診断しんだんされましたが「病院びょういんが空あいたら連絡れんらくします」と言いわれて入院にゅういんできず、今月こんげつ10日にちまで自宅じたくで療養りょうようせざるをえませんでした。

自宅じたくマンションの生活せいかつは

自宅じたくは２にＬＤＫえるでぃ-けいのマンションで、家族かぞくへの感染かんせんを防ふせぐために妻つまと２に歳さいの長女ちょうじょ、１いち歳さいの長男ちょうなんとは別べつの部屋へやで寝起ねおきし、トイレは使つかうたびに消毒しょうどくして、風呂ふろは最後さいごに入はいるようにしたということです。

当時とうじの心境しんきょうについて「なるべく家族かぞくに近寄ちかよらないようにしていたが、子こどもは病気びょうきのことをわからず、こちらが避さけても近ちかづいてくる。風呂ふろやトイレはどうしても一緒いっしょのものを使つかわなければならず、怖こわかったです」と語かたっています。

お客おきゃくさんにうつしたら…

また、症状しょうじょうが出でてからは経営けいえいしている飲食いんしょく店てんには出勤しゅっきんしませんでした。

「家族かぞくなら、うつっても『ごめんね』で許ゆるされるかもしれないけれど、スタッフやお客おきゃくさんはそれでは済すまされない。スタッフや年配ねんぱいのお客おきゃくさんの顔かおが頭あたまに浮うかんで自分じぶんのせいで死しんでしまったらどうしようかと考かんがえました」と話はなしました。

これまでのところ、妻つまや子こども、それに店みせの従業じゅうぎょう員いんに感染かんせんが確認かくにんされた人ひとはいないということです。

『自宅じたくで過すごしてほしい』

小島こじまさんは「手洗てあらいやうがい、マスクの着用ちゃくようなどできることは全部ぜんぶやって遊あそびに行いくのも控ひかえていました。毎日まいにち、電車でんしゃで通勤つうきんしている人ひとよりも行動こうどう範囲はんいも狭せまいのに、それでも感染かんせんしてしまった。１いち人にんでも多おおくの人ひとが感染かんせんしないように、みんなが少すこしずつ我慢がまんをして自宅じたくで過すごしてほしいと思おもいます」と訴うったえていました。