きょうの湘南しょうなん海岸かいがん 来訪らいほう自粛じしゅく要請ようせいで人出ひとで激減げきげん 新型しんがたコロナ

不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつ自粛じしゅくが求もとめられる中なか、先週せんしゅう末まつの日曜日にちようびは多おおくの人ひとが神奈川かながわ県けんの湘南しょうなんエリアなどを訪おとずれ、道路どうろが渋滞じゅうたいしたり海岸かいがんが混雑こんざつしたりしたことから、県けんや藤沢ふじさわ市しなどの海岸かいがん沿ぞいの自治体じちたいは繰り返くりかえし来こないように呼よびかけました。

藤沢ふじさわ市しによりますと、25日にちは、江の島えのしまや市内しないの海岸かいがんの人出ひとでは大幅おおはばに減へり、海岸かいがん沿ぞいの国道こくどうでも交通こうつう渋滞じゅうたいは発生はっせいしなかったということです。

江の島えのしまの商店しょうてんが並ならぶ通とおりでは、ほとんどの店みせが閉しまっていて、不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつを控ひかえるよう呼よびかけるアナウンスが繰り返くりかえし流ながれていました。また、海岸かいがん沿ぞいの国道こくどうの電光でんこう掲示板けいじばんには「今いまは、神奈川かながわに来こないで」というメッセージが表示ひょうじされ、市しの職員しょくいんが交通こうつう量りょうや走行そうこうする車くるまのナンバープレートを確認かくにんしていました。

藤沢ふじさわ市し観光かんこうシティプロモーション課かの板垣いたがき朋彦ともひこ課長かちょうは、「きょうは、湘南しょうなんの海岸かいがんや江の島えのしまについては観光かんこう客きゃくがすごく減へりましたが、新型しんがたコロナウイルスが終息しゅうそくしたわけではないので、大型おおがた連休れんきゅうに向むけて改あらためて、その行動こうどうが今こん必要ひつようかどうかを考かんがえてもらいたい」と話はなしていました。

サーファーもまばら

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんの拡大かくだいを防止ぼうしするための外出がいしゅつ自粛じしゅくが呼よびかけられる中なか、先週せんしゅう末まつ、サーフィンをする人ひとが多おおく見みかけられた神奈川かながわ県けん茅ヶ崎ちがさき市しの海岸かいがんは地元じもとのサーフショップなどの呼よびかけで自粛じしゅくの動うごきが広ひろがったことから、25日にちは一転いってんして人影ひとかげもまばらで静しずかな週末しゅうまつを迎むかえています。

鎌倉かまくら市しから茅ヶ崎ちがさき市しに続つづく湘南しょうなん海岸かいがんは、全国ぜんこく有数ゆうすうのサーフスポットとして知しられています。このうち茅ヶ崎ちがさき市しの東ひがし海岸かいがんでは先週せんしゅう、外出がいしゅつ自粛じしゅくが呼よびかけられる中なか、県内けんない外がいからサーフィンをしに訪おとずれた人ひとたちで混雑こんざつしたことから、県けんは23日にち海岸かいがんへの立ち入たちいりの自粛じしゅくを呼よびかける看板かんばんを設置せっちし、地元じもとのサーフショップでもネットやＳＮＳを通をつうじてサーフィンを自粛じしゅくするよう呼よびかける動うごきが広ひろがりました。

こうした中なかで週末しゅうまつを迎むかえた東ひがし海岸かいがんではサーフィンをする人ひとの姿すがたはほとんどみられませんでした。

市内しないで45年ねん続つづくサーフショップの店長てんちょう、牧野まきの拓たく滋しげるさんは、今回こんかいサーフィンの自粛じしゅくを呼よびかけた１いち人にんで、先月せんげつから、サーフィンスクールや貸かしロッカーなどの営業えいぎょうを休止きゅうししています。牧野まきのさんは、「経営けいえいのことを考かんがえると複雑ふくざつですが、自粛じしゅくの動うごきに協力きょうりょくすることも店みせの使命しめいだと考かんがえています。今いまは我慢がまんして、終息しゅうそくしたら、またみんなで海うみを楽たのしみたいと思おもいます」と話はなしていました。

市民しみん「人ひとが減へってよかった」

茅ヶ崎ちがさき市しの東ひがし海岸かいがんでは砂浜すなはまや海うみに人ひとの姿すがたはほとんどなく、海岸かいがんに沿そって続つづく遊歩道ゆうほどうも散歩さんぽやジョギングをする人ひとはまばらでした。市内しないに住すむ70代だいの男性だんせいは、「先週せんしゅうと比較ひかくすると海岸かいがんにいる人ひとが減へり、よかったと思おもいます。私わたしも散歩さんぽは短時間たんじかんにして家いえに帰かえろうと思おもいます」と話はなしていました。