首相しゅしょう 新型しんがたコロナの経済けいざい影響えいきょう「世界せかい恐慌きょうこうより厳きびしい」 収束しゅうそくに全力ぜんりょく

これに対にたいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「１いち人にんでも多おおくの命いのちを救すくい、守り抜まもりぬいていくことに最さい重点じゅうてんを置おいてきた。地方ちほうへの感染かんせん拡大かくだいが見みられており、長期ちょうき戦せんを覚悟かくごする必要ひつようがある。緊急きんきゅう事態じたいをできるだけ早期そうきに収束しゅうそくさせるためにも今いまが最もっとも大切たいせつな時期じきだ」と述のべました。

公明党こうめいとうの斉藤さいとう幹事かんじ長ちょうは、現金げんきん10万まん円えんの一律いちりつ給付きゅうふについて、「給付きゅうふ対象たいしょうは、全国ぜんこくすべての人々ひとびとへとなっている。今回こんかいの特別とくべつ定額ていがく給付きゅうふ金きんの理念りねん、全国ぜんこくすべての人々ひとびとへという基本きほん的てきな考え方かんがえかた、哲学てつがくを総理そうりに伺うかがいたい」と質問しつもんしました。

これに対にたいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「多おおくの方々かたがたに大変たいへんな苦労くろうをしていただいている中なかで、連帯れんたいして乗り越のりこえていくため、10万まん円えんを給付きゅうふする方向ほうこうに転換てんかんした。早はやい自治体じちたいでは５月ごがつ中ちゅうのできるだけ早はやい時期じきに給付きゅうふを開始かいししてもらえるよう準備じゅんびを進すすめている」と述のべました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの枝野えだの代表だいひょうは、ＰＣＲ検査けんさについて、「『だるい、熱ねつがある。でも、発熱はつねつが４よん日にちたっていないから、まだ後ごだ』という話はなしが聞きこえてくる。岡江おかえ久美子くみこさんや志村しむらけんさんへの検査けんさが数すう日にち早はやかったら命いのちが救すくわれたか分わからないが、検査けんさ能力のうりょくはもっとあると、２にか月かげつ前まえから述のべていた。総理そうりは責任せきにんを感かんじないか」とただしました。

これに対にたいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「ＰＣＲの検査けんさ能力のうりょくは、徐々じょじょに上あげてきており、１いち日にち当あたり２に万まん件けんまで上あげていきたい。その中なかで、医師いしがＰＣＲ検査けんさをする必要ひつようがあると判断はんだんした患者かんじゃは検査けんさが受うけられるようにしていかなければならない」と述のべました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうなどの会派かいはの玄げん葉は元もと外務がいむ大臣だいじんは「ＩＭＦあいえむえふ＝国際こくさい通貨つうか基金ききんの見通みとおしでは、2020年ねんは世界せかい大だい恐慌きょうこう以来いらいの最悪さいあくの景気けいき後退こうたいを経験けいけんする可能かのう性せいが非常ひじょうに高たかい。どの程度ていどのインパクトを持もって、世界せかいや日本にっぽん経済けいざいの現状げんじょうを見みているのか」とただしました。

これに対にたいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「直ただちに景気けいき刺激しげき策さくを打ぶてば効果こうかが出でるという状況じょうきょうではない。むしろ、大だい恐慌きょうこうのときよりも、ある意味いみでは精神せいしん的てきに厳きびしい状況じょうきょうだ。しっかりと感染かんせん拡大かくだいを収束しゅうそくさせ、その間そのかんにしっかりと経済けいざい、雇用こよう、事業じぎょうを支ささえていく。そして、収束しゅうそくが視野しやに入はいってきた段階だんかいで、しっかりと経済けいざいをＶぶい字じ回復かいふくさせていく」と述のべました。

国民こくみん民主みんしゅ党とうの前原まえはら元もと外務がいむ大臣だいじんは、抗体こうたい検査けんさについて、「無む症状しょうじょう者しゃや軽症けいしょう者しゃもフォローしていく中なかで、抗体こうたい検査けんさを行おこない、医療いりょう崩壊ほうかいを防ふせぐとともに、実際じっさいどのぐらい感染かんせん者しゃがいるのかの実態じったいを把握はあくすることが大事だいじだ」と指摘してきしました。

これに対にたいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「ＰＣＲ検査けんさだけではなく、抗体こうたい検査けんさも組み合くみあわせながら、より正確せいかくな感染かんせん者しゃの数かず、あるいは抗体こうたいを持もっている人ひとを把握はあくするために、検査けんさを相当そうとう数すう増ふやす必要ひつようもあるのではないかという指摘してきもある。感染かんせん症しょうに対抗たいこうするうえでは、あらゆる手段しゅだんをとり、抗体こうたい検査けんさもしっかりと行いっていきたい」と述のべました。

安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、感染かんせん者しゃなどへの差別さべつや偏見へんけんについて、「許ゆるすことのできない差別さべつがあるのも事実じじつで恥はずべきことだ。誰だれもが感染かんせんするおそれがあり、日本にっぽんにおいては差別さべつはないと、世界せかいに胸むねを張はって言いえるように全力ぜんりょくを尽つくしたい」と述のべました。

また売り上うりあげが減少げんしょうした中小ちゅうしょう企業きぎょうなどに最大さいだい200万まん円えんを支給しきゅうする「持続じぞく化か給付きゅうふ金きん」について、上限じょうげん額がくの引き上ひきあげを求もとめられたのに対にたいし、「日本にっぽん経済けいざいのエンジンなので破損はそんさせてはならない。そういう状況じょうきょうが起おこるということになれば、ちゅうちょなく、間髪かんぱつを入いれずに対応たいおうしていきたい」と述のべました。

さらに安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、東京とうきょうオリンピック・パラリンピックの延期えんきにかかる追加ついか経費けいひについて、「ＩＯＣあいお-し-に対にたいして日本にっぽんが費用ひようを負おうということについて私わたしが約束やくそくした事実じじつは全まったくない。直ただちに抗議こうぎをして削除さくじょされた。政府せいふとしては、開催かいさい国こくとしての責任せきにんを果はたしていきたい」と述のべました。

安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、ＷＨＯだぶりゅ-えいちお-＝世界せかい保健ほけん機関きかんへの資金しきんの拠出きょしゅつをめぐり、「今いまこの危機ききにあって、ＷＨＯだぶりゅ-えいちお-を中心ちゅうしんに対応たいおうし、英知えいちを結集けっしゅうしていくということも求もとめられていて、いまＷＨＯだぶりゅ-えいちお-の能力のうりょくを削減さくげんするようなことは控ひかえるべきだ。今回こんかいの事態じたいが収束しゅうそくしたあとに、十分じゅうぶんな検証けんしょうが行おこなわれるべきだ」と述のべました。

補正ほせい予算よさん案あんは、休日きゅうじつの29日にちも衆議院しゅうぎいん予算よさん委員いいん会かいで午前ごぜん中ちゅう、質疑しつぎと採決さいけつが行おこなわれたあと、直ただちに衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎでも採決さいけつが行おこなわれ、参議院さんぎいんに送おくられる見通みとおしです。