台風11
号の
今後の
見通しや
警戒点を
気象庁の
担当者が
説明し、「
風が
強まる前に
頑丈な
建物に
移動してほしい」と
述べ、
暴風などへの
厳重な
警戒を
呼びかけました。
気象庁は2日午後、台風11号の今後の見通しや警戒点について担当者が説明しました。
気象庁予報課の池田徹予報官は「台風11号は非常に強い勢力を維持しながら、あす夜には先島諸島にかなり接近する見込みだ」と述べました。
そして、先島諸島で吹くおそれがある猛烈な風は、走行中のトラックが横転したり、樹木の多くや電柱や街灯が倒れたりするほか、一部の住宅が倒壊するような強さだと説明しました。
そのうえで、「風が強まってきてから避難をするのはかえって危険で、暴風の中、野外で行動をすると、命の危険を伴うことがある。風が強まる前に頑丈な建物に移動し、暴風には厳重に警戒してほしい」と呼びかけました。
また、台風は今月6日ごろに九州に接近するおそれがあるとしたうえで、「進路が予報円の東側を通ると九州などで猛烈な風が吹くおそれがあるほか、台風が九州から離れる進路でも周辺の湿った空気が南の海上から流れ込む形になる。十分に今後の情報を確認してほしい」と述べました。