東部では、ロシア軍の攻撃も続いていて、ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官は14日、東部ドニプロペトロウシク州で、クリビーリフの水利施設が、ロシア軍によるミサイル攻撃を受けたことを明らかにしました。
攻撃により、川の水位が上がったり、一部の地区では一時、水道が使えなくなったりしたということです。
軍事専門家は、東部へのウクライナ軍の進軍がさらに進めば、ロシア軍がロシアからの後方支援を受けやすい地域に入るため、ウクライナ軍の進む速度は遅くなるという見方を示しています。
一方、ウクライナ軍は、東部に加え南部でも、領土奪還を目指し攻勢を強めていて、ウクライナメディアは、南部ヘルソン州で軍が13日、州都ヘルソンから北西およそ20キロにある集落を奪還したと伝えています。